皆様こんにちは。
医師で、予防医療スペシャリストの桐村里紗です。

小さな頃から自分の心身のコントロールに苦労している私の脳のバグの検査・治療体験記をレポしております。
繊細すぎ、眠れない、ADHDグレー!?…などがあり、バグりやすい脳と連動して不具合を起こす心身をいかにコントロールするかは、課題です。

今回、難治な不眠の解決策が尽きたため、信頼する精神科医の友人ドクターから「難治な不眠に効果的」とお勧め頂いた最新の磁気治療器rTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けてみることにしました。

かなり効果的だったため、今回、レポートしてみます。

▼大人のADHDグレー?脳のバグに悩む医師のレポvol.1〜最新の脳の磁気治療rTMSへの道

https://wellmethod.jp/adult-adhd-vol-1/

受診したのは、ブレインクリニックの東京院(東京都日本橋)

ブレインクリニック東京

健康なビジネスマンの脳のパフォーマンスアップや脳疲労の改善。発達障害やそのグレーゾーン、そして様々な精神疾患に応用できる最新の磁気治療器rTMS(経頭蓋磁気刺激法)をいち早く導入している医療機関です。

最低限の薬物治療やカウンセリングなどの手法を併用しながら、rTMSを提供しているとのこと。

1.混み合う受付と待合室

東京駅日本橋口から少し歩いたビジネス街の一角のエレベーターを降りると、まず、驚くのは、待合が混み合っていること。
そして、一般的な病院のように、独特の病的な雰囲気がないことです。

ちょっと落ち着きがなさそうな女の子や忙しそうにパソコン作業をしているサラリーマン風の方が待合に混在しています。
それだけ幅広いニーズがあるのだなぁ、と驚きました。

かなり待つかな?と覚悟しましたが、予約をしていたため、ほとんど待ち時間なく事前問診に呼ばれました。
可能な限り当日予約も受け付けているそうです。

2.カウンセリングを経て定量的脳波検査QEEGへ

定量的脳波検査QEEG

事前問診を経たら、次は、脳波の検査へ。

ブレインクリニックでは、患者さんそれぞれの脳の機能性や状態に合わせたオーダーメイドのTMS(経頭蓋磁気刺激法)を行うため、人それぞれに合わせた刺激部位を正確に決定する必要があります。
通常は照射部位の細かなメンテナンスはなく、決まった部位に照射するのが一般的です。

なので、まずは、脳の状態を確認するために、最新の脳波検査QEEG(定量的脳波検査)を受けます。

2-1.最新の脳波検査QEEG(定量的脳波検査)は何が新しい?

脳波とは、脳の電気信号です。
古くから脳波検査は行われていますが、それをデジタル技術で詳細に解析し、脳の各部位の働きを脳の地図(ブレインマップ)として可視化することができるのが、QEEG(定量的脳波検査)です。

これまでのアナログな診断を中心とした時代からデジタルな診断の時代へと、精神の領域もシフトしています。

正常のデータベースと比較して、個々人の異常な部位をピックアップできます。
さらに、ある程度の各発達障害の特性やうつ病などの特性を推定することもできます。

2-2.いざ、実測!

定量的脳波検査QEEG

専用の小部屋へと案内され、昔の「パーマネント」のような電極をつけます。
開眼した状態で、ぼんやりと目の前のマークをみているだけ。
痛くも痒くもありません。

結果はすぐに出るので、その後、医師の説明に移ります。

2-3.ADHD的特性や過敏性、気分のアップダウンを指摘

定量的脳波検査QEEG

「どうなのですか、先生!」というわけで、結果をお聞きしたところ、ドンズバで思い当たることをご指摘頂きました。

正常データベースと比較して、解離がある部位がピックアップされて結果表示されます。

1.ADHD特性に特徴的なシータ波とデルタ波の比率

定量的脳波検査QEEG結果

基本として脳波には、以下のようなものがあります。

・δ(デルタ)波:ノンレム睡眠時にみられる脳波
・θ(シータ)波:レム睡眠時や瞑想時にみられる脳波
・α(アルファ)波:閉眼、安静、ぼーっとしている時にみられる脳波
・β(ベータ)波:覚醒時、集中時、物事を考えている時にみられる脳波

QEEG(定量的脳波検査)で、ADHD特性を現す可能性がある脳波の一つとして、θ波/β波の比が増加するというものがあります。
アメリカでは、FDAにも認可され、θ(シータ)/ β(ベータ)の数値が診療にも用いられています。

色々な解析パターンがあり、覚醒度や発達障害特性などの参考になります。

脳の左右のどちらがエネルギーを多く使っているかの解析もあります。

定量的脳波検査QEEG結果

各脳波の周波数ごとの脳全体の活動についてみると、右の部位が赤く右脳の方が過剰であることがわかります。

特に過剰な部分は、ビッグデータと比較して、ピックアップ表示されます。

定量的脳波検査QEEG結果

各脳波での脳全体のネットワークの活動状態もわかります。

定量的脳波検査QEEG結果

3.総合的な解析から、どんぴしゃりなご指摘

総合的な解析から、
「感情のアップダウンが大きく、他人の感情や周囲の状況を読み取る感受性が高く、気を遣い過ぎてしまうのでは?」というご指摘が。

はい、まさにそれによって、今回、ストレスからトラウマモードを発動して、体にも不具合が起きました。

さらに「過敏性や過集中」をご指摘頂きました。
何か興味のあることややるべき事に過剰に集中してしまい、集中し過ぎて不眠になっているのでまさにその通りです。

さらに、「考え過ぎ」のご指摘も。

私の普段の不眠の最大の原因として、タスクが多く、寝ようとしても脳内でぐるぐると思考してしまったり、脳内でパソコン作業をしてしまったり、文章を綴ってしまったり。
さらに、色々な用事や考えがポップアップのように浮かんでしまい、思考や雑念が落ち着かずに、眠りに落ちることができないというものがあります。

3-1.ボーッとしている時に脳は20倍エネルギー消費

実は、脳は、何かを考えたり集中したりしている時(エグゼクティブ・モード)よりも、ボーッとしている時(デフォルト・モード)に、20倍エネルギーを使い、脳のエネルギーの60~80%を使って活動しているということがわかっています。

ぼんやりとコーヒーを飲んでいる時、お風呂に入っている時、寝転がっている時などには、デフォルト・モードになっています。

これが、情報整理や創造性に繋がるとも言われていますが、過活動になるとグルグル思考、考え過ぎによって脳疲労の原因になってしまいます。

休んでいるはずの時にも頭のネットワークが働いており、「酷くはないけれど、情報量が多いですね」というご指摘でした。

脳の回線の混乱は、マインドワンダリングと呼ばれる状態で、脳機能を圧倒的に低下させてしまいます。
不眠やイライラ、マイナス思考の原因にもなり、まさに私もこの状態でした。

混線が激しい人は、もっと線だらけの図になるようです。

これを踏まえて、いよいよ磁気治療器rTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受ける事になります。

次回は、磁気治療器rTMS(経頭蓋磁気刺激法)をレポします。

(つづく)

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この記事の執筆は 医師 桐村里紗先生

【医師/総合監修医】桐村 里紗
医師

桐村 里紗

総合監修医

内科医・認定産業医
tenrai株式会社代表取締役医師
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属

愛媛大学医学部医学科卒。
皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。
監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。
現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。

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著作・監修一覧

  • ・『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)
  • ・「美女のステージ」 (光文社・美人時間ブック)
  • ・「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
  • ・「解抗免力」(講談社)
  • ・「冷え性ガールのあたため毎日」(泰文堂)

ほか