こんにちは、WELLMETHODライターの廣江です。

みなさんは、「ニキビ」について悩んだことはありますか。

「あれ、いつの間にかこんなところにニキビが…!」

朝起きて自分の顔にニキビができているのを見つけると大変ショックですよね。

「脂っぽいもの食べすぎたかな?」
「睡眠不足が原因?」
「ストレスの影響なの?」

なんて、朝からモヤモヤとした気持ちになったことがある方もいるのではないでしょうか。

ニキビは思春期にできるものとイメージする方が多いかと思いますが、実は大人になってもできます。

ニキビができると、治りづらいし、跡にならないか心配になるし、メイクもうまくできない…そして何より、ケアが大変ですよね。

だからこそ、まずは日頃のケアや予防をきちんと行い、ニキビを予防することが大切です。

今回はニキビの予防のためにも、基本となるスキンケアのポイントや生活習慣のポイントなどをご紹介します。

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1.ニキビとは

ニキビとは皮膚の毛穴にできる病気です。大人になると、ニキビではなく「吹き出物」と呼ばれることも多いものですが、いずれも、メカニズムは同じで、俗称です。医学用語では尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれます。

1-1.ニキビができる過程

二キビの種類

ニキビは洗浄不足や皮脂の過剰な分泌が原因で、毛穴の出口が詰まり、毛包(もうほう)内に皮脂が溜まった状態からはじまります。

これが一般的に白ニキビ、黒ニキビ(コメド)と呼ばれるものです。

皮脂が溜まった毛穴の中で、皮脂が大好物な「アクネ菌」が増殖すると、炎症が起こり、赤くなります(赤ニキビ)。

さらに炎症が進むと、広がった毛穴の壁が破れ、周りの組織にまで炎症が広がり、黄色い膿(うみ)を持つようになります(黄色(化膿)ニキビ)。

1.アクネ菌の働き

あまり良いイメージがないアクネ菌ですが、健康な皮膚にも存在する常在菌の一つです。

常在菌は「有用菌」「日和見菌」「悪玉菌」の3つに分類されますが、アクネ菌は「日和見菌」と呼ばれる分類に入ります。

日和見菌とは、環境や条件により良い働きをするときもあれば、悪い働きをすることもあります。アクネ菌は皮脂を分解して保湿成分・グリセリンなどを作るいい働きをしたり、プロピオン酸や乳酸などの有機酸を分泌して皮膚を健康的な弱酸性に保ち、病原性のある細菌を押さえたりする一方で、増えすぎることでニキビなどの炎症を引き起こすなど、さまざまな働きを併せ持ちます。 

1-2.ニキビができる原因

ニキビは、皮脂の分泌が盛んなオイリー肌の人にできると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。

とくに「大人ニキビ」の場合、皮脂の過剰分泌だけではなく、肌の乾燥もニキビを発生させる原因であると考えられています。

1.皮脂の分泌増加

夏の太陽光

ニキビが悪化する原因の一つに、皮脂分泌の増加があります。

ニキビは皮脂の分泌が多すぎることなどから毛穴の出口が詰まることで発生します。そのため、春から夏の高温多湿となる季節は、ニキビを悪化させる菌が活発になるためニキビができやすくなるといわれています。

2.肌の乾燥

大人のニキビは、肌が乾燥している場合にもできやすくなります。

「肌が乾燥しているのにベタつく」という状態を経験したことがないでしょうか?

肌は表面が乾燥すると、皮膚の保湿機能を高めようと皮脂を分泌します。そのため皮脂の分泌が過剰になり毛穴が詰まりやすくなってしまい、ニキビの原因につながります。

また、大人ニキビの場合、間違ったスキンケア・ストレス・睡眠不足・不規則な生活習慣が、肌のターンオーバーの乱れを招き、毛穴をつまらせニキビができる原因になるとも考えられています。

ここでは大人ニキビを予防するために、適切なスキンケアのポイントや、日常生活のポイントについてご紹介します。

3.ホルモンによるニキビの増加

月経前にニキビが増えたり、皮膚が油っぽくなった経験はありませんか?
これは、女性ホルモンのうち、排卵後から月経前に分泌が高まるプロゲステロンの働きです。プロゲステロンは、アクネ菌の繁殖を抑制する抗菌ペプチドの働きを弱めてしまいアクネ菌を増やしやすくすることがわかっています。

また、ストレス時にニキビが増えるのは、ストレスホルモン・コルチゾールが増えることで、皮脂が酸化する上に、皮脂の分泌を促す男性ホルモンが増えるためです。

2.ニキビを防ぐには?【スキンケア編】

ニキビを防ぐためには、適切な洗顔・スキンケアを行い、皮脂と水分のバランスを整えることが大切です。

2-1.丁寧な洗顔を心がけ皮脂・毛穴汚れをスッキリさせましょう

私たちが何気なく行っている毎日の洗顔ですが、実は肌トラブルを抑えるためには大切なポイントとなります。

丁寧で適切な洗顔を行うことで、皮脂・毛穴トラブルを防ぎ、ニキビを予防することができます。

ここでは、適切な洗顔手順とポイントについてご紹介します。

1.適切な洗顔方法

濃密な泡

①洗顔前の予洗い

洗顔を行う際には、顔の汚れを落としやすくするために、ぬるま湯で軽く予洗いをします。このとき、手でゴシゴシと肌をこすらないように気を付けましょう。優しく肌にお湯をかけるイメージで行いましょう。

②たっぷり泡立て濃密泡をつくる

洗顔料は、少量の水を少しずつ足しながら、たっぷり泡立ててきめ細やかで弾力のある濃密泡を作りましょう。

濃密泡は、肌と手の間でクッションの役割をしてくれるため、肌摩擦を防ぐことができます。泡立ての目安としては、泡を手に付けた状態で逆さまにしても落ちないぐらいの硬さが理想です。泡立てネットなどを使用すると簡単に作ることが可能です。 

③皮脂の多いTゾーンから順番に

泡は皮脂分泌量の多いTゾーンから、皮脂汚れの少ない頬や顎なとのUゾーン、最後に目元や口元など皮膚の薄い部分に乗せていきましょう。泡を乗せたらくるくると円を描くように、指の腹を使い優しく伸ばします。毛穴や小鼻周りなど、汚れが気になる部分はより丁寧に洗いましょう。

このとき、手と肌は直接触れ合わないように泡を挟みながら洗顔するよう力加減を調節しましょう。

2.洗顔のポイント

洗顔後タオルで顔を拭く時の注意

洗顔をする際の水の温度は30~34℃のぬるま湯がおすすめです。温度が高くなると、皮脂を落としすぎる可能性があります。

すすぎの際は、力強く肌に触れるのではなく、泡を溶かすように意識しながら、優しくすすぎましょう。

ただし、すすぎ残しは肌トラブルの元になりかねませんので、しっかり落としきりましょう。フェイスラインや生え際などは、泡が残りやすいので注意しましょう。

最後にタオルで顔を拭くときも、ゴシゴシとこすらないように気を付けましょう。柔らかいタオルで顔全体をそっとおさえるように優しく拭き取ることが大切です。

また、皮脂汚れを落としたいからといって、1日に何度も洗顔することは控えましょう。洗顔の回数は朝と夕に1回ずつの1日2回程度が理想です。

3.毛穴汚れが気になる場合

お風呂

毛穴の汚れが気になる場合、洗顔前に汚れが落ちやすい状態を作ってあげることが大切です。

夜の洗顔のときに、38~40℃程度のぬるま湯に先に浸かると、毛穴が開き、汚れが落ちやすくなります。

また、手ごわい鼻の毛穴汚れには、洗顔前に

①蒸しタオルで鼻を温める
②入浴の際にラップで鼻を包み、湯船に20~30分浸かる
③手で温めたホホバオイルやオリーブオイルを鼻につけて1分程度放置した後、マッサージを行いコットンで拭き取る

などの方法もおすすめです。

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2-2.肌を乾燥させない・保湿をしっかり

化粧水

健やかな肌づくりの基本は保湿です。

ニキビは思春期など皮脂分泌の多い肌にできやすいと思われがちですが、大人のニキビは乾燥によって、肌のバリア機能が低下したことが原因となることがあります。

とくに洗顔後や入浴後の肌は乾燥しやすく、早めのケアが大切です。

お風呂上りや洗顔後は、すぐに保湿効果のある化粧水などで保湿を行いましょう。

化粧品は、清潔な手のひらもしくはコットンにとり、上から優しくプッシュするようになじませましょう。

このとき、お肌をゴシゴシこするなど、肌を刺激しないように注意しましょう。
しっかり保湿をすることで、角質が柔らかくなり、毛穴も詰まりにくくなります。

1.スキンケアにはノンコメドジェニックテスト済を

スキンケア化粧品を選ぶ際には、低刺激で油分の少ないものを選びましょう。「ノンコメドジェニックテスト済」と表記された化粧品は、毛穴に皮脂や角質などが詰まりにくくコメド(ニキビの一歩手前の状態)ができにくいことをテストした化粧品であるため、ニキビ予防におすすめのスキンケア製品です。

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3.ニキビを防ぐには?【日常生活編】

ニキビを防ぐには、食生活の改善や日常生活の見直しも大切なポイントです。

3-1.食生活の見直し・便秘を防ぐ

朝ごはん

これまで、ニキビの原因はチョコレート、ピーナッツ、揚げ物などの油の多い食べ物が関係すると考えられてきました。

しかし、現在の研究では、油の多い食べ物自体がニキビの悪化と直接関係するような根拠は明らかになっておらず、一方で、ニキビの原因に「糖質」が注目されるようになりました。

糖質は人間のエネルギーの源であり、必須の栄養素です。しかし、過剰に糖質をとりすぎると、エネルギー源に変換できなかった余分な糖質は、中性脂肪に変換します。

この中性脂肪が皮脂の成分となり、皮脂の分泌を増加させニキビの原因の一つになるのでは、と考えられています。

特にシニアと呼ばれる年齢は、脂質の代謝能力が少しずつ落ちるため、血中の中性脂肪が上がりやすく、皮脂が毛穴つまりの原因となるため注意が必要です。

そのため、砂糖がたっぷり入ったお菓子や炭水化物だらけの食事、朝食を食べず昼にどか食いしたり、過度なダイエットで偏った栄養バランスの食生活はニキビの原因になりかねません。

年齢を重ねていく私たちだからこそ、皮脂のターンオーバーを改善するためには、1日3食の規則正しいバランスのとれた食事を意識しましょう。

3-2.睡眠と入浴・規則正しい生活を送りましょう

睡眠不足は、ニキビを悪化させる原因の一つと考えられています。

睡眠が不十分の体は、免疫力や新陳代謝が低下し、肌のターンオーバーが乱れがちになります。そのため、肌バランスを保つためには、十分な睡眠やゆったり入浴することも大切です。帰宅したら、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、体は優しく洗いましょう。

バスタイムでリラックスすると、自然と寝つきもよくなります。朝は太陽の光を浴びて、体をリセットさせるなど、規則正しい生活を送りましょう。

3-3.ストレスを解消する

アロマオイル

ニキビを防ぐためには、普段からストレスをため込みすぎないように気を付けましょう。

過剰なストレスは、ホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌や皮脂が酸化し、肌トラブルやニキビの悪化につながりやすくなります。

ウォーキングを行う、旅行に行く、好きな音楽を聴く、アロマを焚く、友人とおしゃべりする…など、自分がリラックスできる趣味を持ち、1日のどこかに自分を大切にする時間を作ることがおすすめです。

忙しくて毎日時間が作れないという方は、朝起きたときにストレッチをするなど体を軽く動かすだけでも血の巡りがよくなり肌にいい効果が期待できます。

3-4.紫外線対策・メイク

UVケア

紫外線は肌を乾燥させたり、角層を厚くしたりします。また、肌は紫外線の影響で皮脂が酸化しニキビが悪化する原因になることも。

そのため、帽子や日傘・UVカットのアームウォーマーやストールなどを日焼け止めとともに上手に活用しましょう。

日焼け止めの中には、ニキビや肌トラブルが起きやすくなる刺激が強いものもあります。

そのため、「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」など肌に優しいものを選ぶと良いでしょう。また、洗顔料や石けんで落とせるものは肌に負担がかかりにくいので、なお良いでしょう。

メイクでは、保湿効果の高いクリームファンデーションは、油分が多いため毛穴をふさぎやすく注意が必要です。

また、メイクをした日はまずクレンジング剤でメイクの汚れをきちんと落としてから、洗顔料で肌に残ったクレンジング剤を落とすようにしましょう。

4.注意! ニキビができたときのNGケア

唐辛子

ニキビができてしまうと、どうしても気になるもの。ついつい触りたくなってしまいますが、雑菌による炎症がさらに進むため、なるべく触らないで様子を見ることが大切です。

また、顔を拭くタオルやハンカチ、枕やシーツなど肌に直接触れるリネン類などはこまめに洗濯して清潔を保ちましょう。

食生活では、辛すぎる刺激の強い食事、脂っこい食事、甘いものなどは控えるように気を付けましょう。

5.ニキビケアは体と心のケアでもあります

ニキビは一度できてしまうと、治るまで時間がかかり、ケアも大変です。
そのためにも、日頃からニキビができないようにスキンケアや生活習慣の見直しが大切です。

ニキビのケアは体と心、肌そのものを思いやる習慣です。

一つ一つの暮らしを丁寧に見直すことが、健やかで滑らかな肌作りにつながります。

心までスッキリと清らかにしてくれるでしょう。毎日の洗顔習慣や、食生活・行動に気を配り、いつまでも美しく生き生きした自分でいられるようにしましょう。

監修:内科医 桐村里紗

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廣江 好子

【ライター】

美容・健康ライター。
ダイエッター歴○十年から脱却した、美を愛するアラフォー健康オタク。
趣味は料理と筋トレ。

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医師

桐村 里紗

【総合監修医】
tenrai株式会社代表取締役医師
愛媛大学医学部医学科卒。
臨床現場において、生活習慣病から在宅医療、分子栄養療法やバイオロジカル医療を用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。「ヘルスケアは、カルチャーへ」というコンセプトを掲げ、ヘルスケアの「意味」を再定義し、様々なメディアでの発信やプロダクト監修を行っている。
ニオイ評論家としてフジテレビ「ホンマでっか!?TV」「とくダネ!」などメディア出演多数。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~口臭と体臭の化学』(光文社新書)ほか多数。

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