「カンナさんの更年期相談室」は、WELLMETHODのPR担当猫で、読者のお悩み相談窓口担当の「猫のカンナさん」が、みなさまから日々寄せられるヘルスケアや美容に関するお悩みについて、ご本人に代わって監修医の先生からのコメントを頂戴し、記事に仕立て上げるコーナーです。

さて、今日のお悩みは「シミについて教えて!」ということで、WELLMETHOD監修医の桐村里紗先生にアドバイスをいただいてきました!

カンナさん

リサ先生、こんにちは。今日はこんな相談をもってきたよ

Q:どうしても消したいシミがあります

46歳の女性です。私は、シミについて悩んでいます。どうしても一箇所気になるシミが顔にあるんです。

いつからできたかもう覚えていないのですが、気がついたら顔に一箇所、あるんです…。
鏡でそのシミを見る度にため息が出るんですよね。。

だから毎回、メイクする度にコンシーラーで隠しているんですが、必死で隠しても、夕方になるとどうしてもメイクが崩れてシミが目立ってくるんです。。
それでまた、お化粧室でコンシーラーで隠そうとするんですが、変に浮いちゃったりして、逆に目立つような気がするんです。

それになんだか最近は、隠すこと自体に疲れてきちゃって…。。

インターネットで調べたら、シミはレーザー治療が良いって書いてありました。なかなかこういうのって勇気が出なかったんですが、意を決して受けようと思っています。
いろいろな種類があるようなのですが、どういったものが良いのでしょうか?

レーザー治療って、効果はありそうだけど、皮膚トラブルもあるって聞くのでちょっと怖いです。どういった基準で選んでいくのが正解でしょうか?(ruri 46歳)

カンナさん

リサ先生、さっそく教えてくださーい!

A:シミとりたいなら美容皮膚科へ!でも気にしないのもアリ!!

リサ先生

さて、「シミ」と一言で言っても、色々なタイプのシミがありますね。
いずれにしても、つるんと色むらのない皮膚でいたいものです。
シミが1カ所でもできると、女性にとっては悩みの種ですね。

まずはシミの種類別に、レーザー治療を含めた美容医療的アプローチについてお答えいたしましょう。

いわゆる加齢に伴うシミ:老人性色素斑

いわゆる、年齢に伴ってできてくるシミを学術的には「老人性色素斑」と言います。
ネーミングセンス!もっと配慮して!と言いたいところですが。はい。

こちらは、左右対称ではなく、ランダムに発生する境界がくっきりしたシミです。
顔全体にランダムに発生する場合もあります。
頬やこめかみなどに発生しやすく、これまで蓄積した紫外線の影響でできます。

レーザー治療が向いている

こちらには、Qスイッチレーザーやピコレーザーなどのレーザー治療が効果的です。
1カ所ずつあてる場合には、こちらが向いています。
ダウンタイムがあるので、しばらくは逆に目立ってしまいますが、そのうち皮が剥けると色が落ちた美しい肌が再生してきます。

しかし、色素沈着しやすい人の場合、逆に色が残ってしまうこともありますので、ここは美容皮膚科医としっかり相談の上で。

細かなシミにはフォトフェイシャルを

小さな老人性のシミが顔全体にある場合には、フォトフェイシャルを提案される場合もあります。
効果の程はレーザーには劣り、期間もかかりますが、その分マイルドですし、メリットもあります。
こちらは、顔全体の皮膚に光を照射し、皮膚全体の機能とトーンを回復し、全体を若返らせてくれます。そして、徐々にシミを薄くすることができます。
ダウンタイムがほとんどないので、当日からもお化粧が可能です。
こちらは、光アレルギーのある方には向きません。

トレチノインゲルも適応に

こうした機械を使った治療に手を出す勇気がない場合、レチノイン酸を配合したトレチノインゲルの塗布も効果を発揮します。
表皮のターンオーバーを高めて、表皮の奥深くにあるメラニン色素をどんどんと排泄させることができます。
数週間は必要になりますし、強力な作用からかぶれてしまうこともあります。
局所のシミには使えますが、全体にシミが多発している場合には不向きですね。

カンナさん

なるほど!光アレルギーがなければ、「老人性色素斑」にはレーザー治療や特別なゲルの使用が有効なんだね。
では他の種類のシミはどうなのかな?

リサ先生

30〜40代女性は肝斑の可能性も

30〜40代女性が鑑別に考えるべきは、肝斑です。
こちらは、上記のシミに使う、Qスイッチレーザーで逆に濃くなるため、NGになります。
更年期を経て閉経を迎えたら勝手になくなることもあるため、本人さえ気にならなければ、放置しても構いませんが、気になる場合は、老人性のシミとは別の対処が必要です。
肝斑の原因には、内的要因(特に女性ホルモンなど)や外的要因(紫外線・摩擦・炎症など)があるとされています。

特徴は、目の下の頬に左右対称にできるぼんやりとした薄茶色のシミです。肝臓の形に似ているので肝斑と言われますが、そうでない場合もあります。

レーザーNGの肝斑にも使えるレーザートーニング

常識的に、肝斑にはレーザーNGでした。

・レーザートーニング

しかし、最近では、メドライトC6を使ったレーザートーニングが登場し、効果を発揮しています。(Qスイッチヤグレーザーの一種です)
レーザートーニングという特殊な照射技術のおかげで、1カ所に強いパワーのレーザーを当てるのではなく、微弱なレーザーを均一に当てることができるようになったため、肝斑治療にも使用できるようになりました。
真皮上層部まで届くため、コラーゲン生成も促されますし、その他の色素沈着やくすみ、毛穴などの美肌治療効果もあります。

ダウンタイムもないため、当日からお化粧も可能です。

肝斑にも、トレチノインゲルや、その他、イオン導入なども効果を発揮します。
美容皮膚科では、合わせ技の治療を行うことが多いですね。

・トラネキサム酸やグルタチオンの内服

肝斑の内服治療薬といえば、「トラネキサム酸」ですが、本来は、肝斑に対して保険適応はありません。
炎症を抑える働きで、肝斑を薄くする作用を発揮します。
さらに、グルタチオンの内服を併用することもあります。抗酸化作用や抗炎症作用を狙います。
グルタチオンは、美肌点滴や美肌注射にもよく使用される成分で、肝臓の解毒作用をサポートするので、疲労回復などにも効果的です。

その他の鑑別すべきシミ

その他のシミとして現れやすい鑑別疾患には、遅発性両側性太田母斑様色素斑(ADM)そばかす(雀卵斑)、そして皮膚癌もあります。

遅発性両側性太田母斑様色素斑(ADM)は、20歳を超えてくるあたりから、左右対象に目の周りに出てくる灰青色のあざです。
この治療は、レーザー以外効果がありません。

そばかすは、比較的幼少期から顔全体にある米粒大の茶色い色素斑ですから、大人になって出てくるものとは明確に鑑別ができます。
こちらは、顔全般に照射できるフォトフェイシャルが向いています。

ガンは皮膚科専門医に診断を任せて

さらに、皮膚癌は、老人性のシミから発生するものや黒子のガン(悪性黒色腫)など様々な種類があります。
おおむね、盛り上がり、見た目の色がまだらで汚い印象で、顔つきが悪いものですが、自身で見分けることは困難です。切除すれば完治するものもあれば、切除できずに化学療法が必要な場合もあります。

細胞診と言って、細胞を顕微鏡でみなければ判断がつきません。
「怪しいな」と思ったら、放置せず、皮膚科医に相談することです。

専門医にお任せ、悪い皮膚科の見分けかた

いずれのシミの診断、治療の適応も、ぜひ専門医にお任せあれ。
鑑別と適切な治療法の選択が何よりも大事ですので。
カウンセリングは無料という美容皮膚科もたくさんありますので、気軽に相談してみては?
悪い皮膚科の見分けかたは「リスク」を言わずに「メリット」だけ推すところ。
いずれもリスクはありますから、よくお話を聞いてください。

気にしない人生もありよ

私の場合は、周りの同年代の女医さん達が軒並みレーザー治療を受ける中、コンシーラで隠しもせずに頬の老人性色素斑(いわゆる老人性のシミ)を放置している女でございます。
しかも、元々は皮膚科医のくせにです。
あはは。

今の自分の状態をそんなにいじらない方が私は好きなのです。
自分が気になるならば、シミを消す治療法はありますし、自分が気にならず年齢的な個性よね、と思えばあえて触らずでも良い気がします。

いずれにせよ、アンチエイジングよりも、ウェルエイジングのスピリットで。

カンナさん

リサ先生、アドバイスありがとうございました!
シミといってもいろんなタイプのシミがあるんだね。気になって仕方ないなら自分で判断はやめて、皮膚科・美容皮膚科に行くべしだね。
カンナさんの場合は、顔や前足、背中にもまだらな模様があるけど、これは私だけの個性だと思って気に入っているよ。
さあ、シミが気になって仕方ないあなたも、リサ先生のアドバイスを是非参考にしてみてね。

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女性の大敵・シミ取りの方法といつまでも美肌でいるための予防という考え方
https://wellmethod.jp/stain/

WELLMETHOD編集長の飼い猫

猫のカンナさん

猫のカンナさん

神無月に拾われた4歳の女の子。
WELLMETHOD編集長と旦那様、その他4匹の同居猫と日々暮らしている。

最近、美しく年を重ねるためのメソッドと大人の女性に伝えたいあれこれを猫なりに勉強中。

猫のカンナさんTwitter https://twitter.com/nekonokanna