こんにちは、WELLMETHODライターの廣江です。

空気が乾燥する季節になりましたね。

これからの季節、気になるのが肌の乾燥ではないでしょうか?

肌の乾燥対策は早めに始める人が多いのですが、唇の乾燥対策は後回しになってしまう方も少なくありません。

筆者の場合は、スキンケアやメイクに関しては、コロナ禍でマスクをして外出をすることが多いため「唇の乾燥対策はしなくても大丈夫!」とどこかで思っていたんです。

しかし、朝晩少しずつ肌寒くなり、もともと唇が荒れやすいため、早くもガサガサに。
マスクをしていても、乾燥を防ぐことはできませんでした。

毎年、唇が乾燥してガサガサしてくるとそれが気になって、思わず皮をぺりっとむいて出血し、後悔するというパターンを繰り返していました。

しかし、今年は唇の乾燥対策をしっかり行うと心に決めました!
本格的に寒くなる前のいまの時期からきちんと対策をし、「唇美人」を目指します。

ぜひ、40代~50代の大人女子のみなさん、私と一緒に「唇美人」を目指しませんか?

今回の記事では、唇の乾燥対策についてお伝えしていきます。

1.どうして唇は荒れやすいの?

唇の乾燥を気にする女性

唇が荒れやすい原因は他の部分に比べて角質が薄い上に皮脂腺がないからです。そのため、唇はバリア機能を作ることができず、外からの刺激に弱く乾燥しやすいのです。

また日常生活の中でも、会話や食事をするときなど常に唇は動いています。さらに食品や化粧品、紫外線、風などの刺激を受けているため、過酷な環境にさらされているといえます。

しかし一般的な皮膚のターンオーバー周期は28日ですが、唇は3~4日と短いのです。

つまりきちんとケアをすれば治りも早いのですが、一方では、荒れたままの状態で放っておけば症状は進行してしまいます。

1-1.無意識に行っていることで唇荒れを引き起こしている

普段の生活の中で、無意識に行っている習慣が唇の乾燥やトラブルを引き起こす原因になっている場合もあります。

その中にはどうしてもライフサイクル上、行わなければいけないこともあるかもしれません。では、普段のどのような習慣が唇の荒れに繋がりやすいのでしょうか?

<乾燥やトラブルを引き起こしやすいNG習慣>
・知らず知らずのうちに唇をさわる
・唇をなめたり、噛んだりするクセがある
・リップクリームを塗らずにいきなり口紅やグロスを塗る
・食後、紙ナプキンで唇を押さえてすぐに口紅を塗る
・野外で行う仕事や外回りの仕事をしている
・冬にスキーやスノボーによく行く
・つい手や歯で皮をむく
・日中はエアコンが直撃する場所にいる

口紅を塗る女性

唇が荒れやすい場合、知らず知らずのうちにこれらの行動をしている可能性があります。
荒れが起こっている場合には、普段からこれらの習慣をしていないかどうかチェックすることが大切です。

2.唇トラブルの症状

唇トラブルは乾燥してガサガサするだけではなく、さまざま症状があります。
乾燥が悪化すると、皮がむけたり痛みや出血を伴うこともあります。

・口唇炎…唇が赤く腫れてひりひりしたり、皮がめくれたり、亀裂が入ったりします。
・口角炎…口角がただれて炎症を起こし、切れることで口を開けることも痛い状態になります。場合によっては、酵母カビの一種であるカンジダ菌が原因であることも。
・口唇のひび割れ…唇が乾燥してひび割れができ、血がにじむこともあります。
・口唇のただれ…唇に水疱ができたり、かさぶたになったりします。

これらのように、症状が悪化する前にケアをすることが大切です。
また、乾燥対策をしても治らない、症状が長引く場合は皮膚科を受診するようにしましょう。

3.唇の乾燥・ひび割れを防ぐためのポイント

リップクリーム

唇が乾燥したり、ひび割れしてしまうと見た目の印象も良くない上に、痛みや出血が伴うため、そうした症状が出る前に乾燥対策を行いたいですよね。

乾燥を防ぐためには、しっかりと唇を保湿してあげることが大切です。

3-1.リップクリームで保湿する

リップクリームには肌の乾燥を防ぐ役割があるため、こまめに塗るようにしましょう。

食後の唇ケアで大切なポイントがあります。

食後のお化粧直しのとき、そのままリップクリームを塗るのではなく、唇に残っている糖分や塩分を拭き取ることが大切です。

ティッシュやナプキンで軽く押さえるのではなく、一度しっかりと水で洗い流したり、拭き取るようにしましょう。そのあと、リップクリームを塗って口紅を塗り直すと良いです。

1.リップクリームの種類

リップクリーム

リップクリームは大きくわけて3種類あります。
乾燥や荒れの状態によって適する種類が異なります。

・医薬品

医薬品は荒れに効く成分が配合されており、すでに乾燥やひび割れ、皮むけしている唇のケアにむいています。
医薬品と言っても、医師の処方箋が必要な医療用医薬品ではなく、薬局で個人購入ができる第3類医薬品です。
ただし、医薬品は治療目的のため、長期間使用することを想定して作られていないため、薬剤師に相談し、決められた用法用量を守りましょう。

・医薬部外品

医薬部外品は、荒れに有効な成分が配合されており、乾燥やカサつきなどの荒れが気になる時に適しています。「薬用」と書いてありますが、治療目的ではなく主に予防に使われます。

・化粧品

化粧品に分類されるリップクリームは、医薬部外品と同様、治療よりも予防目的で使用します。医薬部外品のように、有効成分が指定量配合されているわけではありません。主に保湿成分が配合されているため、乾燥を少し感じる場合の時や、幼児も使用できます。

3-2.部屋を加湿する

加湿器

寒くなってくると部屋に暖房を入れますよね。

気がつくと、室内がカラカラに乾燥してしまっていることも少なくありません。部屋が乾燥していると、肌だけでなく唇からも潤いが奪われてしまい乾燥を引き起こします。

乾燥する季節には、加湿器を使用して乾燥を防ぐようにしましょう。
加湿器がない場合は、濡れた洗濯物を部屋に干すのもおすすめです。

4.簡単にできて効果的! 3つのスペシャル唇ケア

唇の乾燥予防、または少し乾燥してきてしまったときに、積極的に行いたい唇ケア。

乾燥を進行させないためにも、こまめにケアをすることが重要です。

しかし、いろいろアイテムを準備しなくてはいけなかったり、コストパフォーマンスが悪いと継続することは難しいですよね。

そこで、自宅やオフィスで簡単にできて効果的な唇ケアを3つご紹介します。

4-1.マグカップをスチーム代わりに

1. リップクリームを少し多めに塗ります。
2. 温かい飲み物を入れたマグカップを口元に寄せて、蒸気を当てます。
両手でマグカップを包み込むようにすると蒸気が逃げて行きづらくなります。

ホットスチームケア

唇にリップクリームを塗って蒸気のスチームをあてることで血行が良くなり、潤いが浸透し、艶やかな唇になります。

4-2.唇の血行を促すエクササイズ

1. リップクリームを多めに塗ります。
2. 唇を上下の歯で軽く挟むようにして、そのまま10秒くらいしてから「ぱっ!」と口を開けます。

血行が良くなるので、ハリのある唇になります。

4-3.蒸しタオルまたはサランラップで唇パック

ホットタオル

1. 蒸しタオルまたは人肌ほどの温かさのお湯に浸したコットンを絞り、唇を覆います。
2. 唇が温まったら蒸しタオルまたはコットンを取り除き、唇にワセリンやリップクリームを厚めに乗せます。摩擦が起きないように優しく指で小さく円を描くように塗り込みます。
3. 次に、ラップ(唇を覆う程度の大きさにカット)を唇に貼ります。
この時、上下の唇の内側までしっかりケアしたい場合は、ラップを2枚用意し、上下の唇に貼りましょう。
4. 3〜4分経ったらラップをゆっくりはがし、ベタつきが気になる場合はティッスで優しく拭き取りましょう。

1〜2週間に1回ほどを目安に行いましょう。

5.なかなか治らないときは病院へ

唇の乾燥は寒い時期にではよく見られるトラブルですが、病気が原因で唇が乾燥している場合もあります。

唇の乾燥対策を行っていても、症状が治まらない場合は皮膚科を受診するようにしましょう。
受診の目安は以下の通りです。

・腫れ、赤み、痛みなどがある
・ひび割れ、発疹など見た目の異常がある
・食事などの際にしみて支障がある
・保湿などを行っても症状が改善しない

では、唇の乾燥が症状の一つとして考えられる病気を紹介していきましょう。

病院イメージ

5-1.ビタミン欠乏症、低栄養

新しい粘膜や表皮の形成にはタンパク質やビタミン群が必要です。しかしこれらの栄養素が不足すると、唇が荒れて乾燥してしまいます。

栄養素の不足による唇の乾燥は、亀裂や表皮剥離、口角炎なども併発することが多く、出血を伴うこともあります。

5-2.脱水症

唇は水分保持能力は低いのですが、体内の他の部位の中では高い水分保持量があります。

また唇は角質層が薄く表面から真皮までの距離が短いため、深層部の変化が表面に現れやすく、脱水症になると唇の弾力性が失われたり、乾燥がみられるようになります。

脱水症は、動悸やめまい、吐き気、頭痛などを伴うことがあります。

5-3.シェーグレン症候群

シェーグレン症候群とは、自己免疫疾患の一つです。
唾液腺が病気に侵されることで唇や口腔内の乾燥がみられます。

唾液腺以外にも涙腺も侵されるため、目の渇きや痛みを伴うことが多く、関節痛や疲労感、抑うつ気分など全身にさまざまな症状が現れます。

5-4.口唇カンジダ・口唇ヘルペス

口唇カンジダ・口唇ヘルペスはともに唇の感染症です。

細菌やウイルス、真菌などに感染して皮疹を生じることがあります。そのなかでも代表的なものが、カンジダやヘルペスです。

口唇カンジダと口唇ヘルペスの症状はそれぞれ異なりますが、どちらもの場合も唇の表皮にダメージを与えて乾燥を引き起こすことがあります。

5-5.カンジダ性口角炎

免疫力が低下している場合、酵母カビの一種であるカンジダ菌が増殖して、口角炎を起こすことがあります。口角に白い苔状のものが付着し、亀裂を伴い痛みが出ることがあります。放置しても改善しづらいため、皮膚科にて抗真菌剤の外用薬を処方してもらう必要があります。

6.乾燥するのは年齢のせいじゃない! 唇ケアで心に潤いを

唇ケアする女性

寒い季節になると唇をはじめ手や顔、さまざまな箇所が乾燥します。
乾燥するのは年齢のせいだけではありません。

外の空気が冷たくなることも原因の一つとして考えられますが、日頃から行っている習慣を見直すことも大切です。

唇はターンオーバー周期が短い分、お手入れをすれば早く効果を実感できるうれしいパーツ。

乾燥対策をはじめ、さまざまなケアをしていてもすぐに効果が出なければ、継続することは難しいですよね。

しかし唇のように効果が目に見えてわかると、それだけで心もウキウキして潤うのではないでしょうか。

筆者は、気がつくと唇のケアが後回しになりがちなことがあるのですが、唇も心も潤いを与えるよう、日々実践していきたいと思っています。

自分の頑張りに応えてくれる体を大切に、そしてまずは無理なく自分ができる範囲からケアをしていきましょう!

監修医:桐村里紗

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廣江 好子

【ライター】

美容・健康ライター。
ダイエッター歴○十年から脱却した、美を愛するアラフォー健康オタク。
趣味は料理と筋トレ。

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【医師/総合監修医】桐村 里紗
医師

桐村 里紗

【総合監修医】
tenrai株式会社代表取締役医師
愛媛大学医学部医学科卒。
臨床現場において、生活習慣病から在宅医療、分子栄養療法やバイオロジカル医療を用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。「ヘルスケアは、カルチャーへ」というコンセプトを掲げ、ヘルスケアの「意味」を再定義し、様々なメディアでの発信やプロダクト監修を行っている。
ニオイ評論家としてフジテレビ「ホンマでっか!?TV」「とくダネ!」などメディア出演多数。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~口臭と体臭の化学』(光文社新書)ほか多数。

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