ファンデーションをつけると肌が乾燥する!しっとり肌にするためのメイク方法や正しいファンデーション選びとは
こんにちは、WELLMETHODライターの廣江です。
メイクの基礎となるものといえば、ファンデーションですよね。
ファンデーションは、肌のシミやしわを隠し、自分の顔をきれいに見せてくれる化粧品です。
しかし、ファンデーションをつけると、肌の乾燥が気になるという女性も多いのではないでしょうか。
ファンデーション自体が肌に合わないのか、メイクのやり方が間違っているのか、気になっている女性も多いと思います。
実は、ファンデーションで肌が乾燥する原因は、正しい保湿ケアができていなかったり、化粧下地選びが間違っていたりすることも挙げられます。
いくらファンデーションを変えても、基本となるベースメイクや保湿対策ができていないと、化粧後の肌は乾燥してしまうのです。
今回は、なぜファンデーションをつけると肌が乾燥するのか、その理由と対策、乾燥しにくいメイク方法やスキンケアなどについて紹介します。
目次
1.なぜファンデーションをつけると肌が乾燥するのか?
肌を美しく見せるためのファンデーション。
しかし、ファンデーションをつけると、肌が乾燥し目じりにしわができたり、ムラができたりする人も多いようです。
これではかえって肌がカサついて見えてしまい、メイクをした意味がないですよね。
そもそも、なぜファンデーションをつけると肌が乾燥してしまうのか、まずはその理由について見ていきましょう。
1-1.そもそも肌が乾燥しているから
ファンデーションで肌が乾燥してしまう理由の一つに、そもそも肌にうるおいが足りていないことが挙げられます。
肌が乾燥しているかどうかを、自分で判断するのは難しいもので、スキンケア後に肌がツルツルしていたら、自分の肌はうるおっている、と判断する人も多いでしょう。
しかし、肌は想像以上にダメージを受けやすく、常に乾燥しやすい状態にあります。
毎日の洗顔やスキンケアで肌に摩擦が掛かるだけでも、乾燥の原因になります。
また、紫外線を浴びると、肌のうるおいを守る表皮細胞がダメージを受け、肌がカサつくこともあります。
真皮のコラーゲンがダメージを受けると肌のハリがなくなります。
空気の乾燥や寝不足なども肌のダメージにつながるため、自覚がなくても肌が乾燥しているケースは多いのです。
そのような状態の肌にファンデーションを乗せてしまうと、粉っぽさが増してしまいます。
▼「肌のうるおい足りてる?」 水分量を下げる5つの原因と、正しいスキンケア3ステップ
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1-2.メイクの方法が間違っている
ファンデーションを塗った後に肌がカサつくのは、メイクの方法そのものが間違っている可能性もあります。
ありがちなのが、小じわを隠そうとして、ファンデーションを厚塗りしてしまうケースです。
ファンデーションを厚塗りすると肌に刺激が加わり、さらに乾燥肌を招く原因にもなります。
また、乾燥肌に合ったベースメイクができていないことも多いです。
特に化粧下地が肌に合っていないと、ファンデーションを塗ったときにヨレたりカサついたりすることがあります。
乾燥が気になる肌には、保湿成分が配合された化粧下地などを選び、ベースメイクから肌にうるおいを与えることが大切です。
2.自分に合ったファンデーション選びのポイントとは
ファンデーションで肌が乾燥するのは、今使っているメイク用品が肌に合っていないことも考えられます。
パウダータイプよりリキッドタイプのほうが合うケースも多いので、自分の肌に合ったファンデーションを探してみましょう。
また、ファンデーションの下地となる、化粧下地の選び方も重要です。
2-1.保湿成分が配合された化粧下地を選ぼう
乾燥が気になる肌には、保湿成分が配合された化粧下地がおすすめです。
保湿成分が配合された下地を使うと、肌のうるおいがキープされ、メイク崩れを防げます。
そのうえで、肌馴染みが良く、伸ばしやすい下地を選ぶことも大切です。
肌を何度もこすって塗るような硬い化粧下地を使ってしまうと、肌への摩擦が生じて乾燥ダメージを与えてしまいます。
また、化粧下地は日焼け止め性能があるものを選びましょう。
日焼け止めの成分入りの化粧下地なら、紫外線ダメージからも肌を守り、日焼け止めクリームを塗る手間もないことから、ヨレを防ぎ肌への摩擦ダメージも軽減できます。
▼日焼け止めと化粧下地はどっちも必要? 肌への負担を軽減させる「日焼け止め化粧下地」のすすめ
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2-2.ファンデーションはリキッドタイプがおすすめ
乾燥が気になる肌のファンデーション選びは、パウダーよりどちらかといえばリキッドタイプがおすすめです。
リキッドタイプのファンデーションは、保湿成分が配合されているものも多く、肌に乗せながらうるおいを与えることができます。
マットタイプよりもツヤタイプを選んだ方が、みずみずしくうるおった質感を得られるでしょう。
また、パウダーより油分を含んでいるため、カサつきも防いでくれます。
それでもパウダータイプのファンデーションが良いという人は、肌への伸びが良く、パウダーの質が柔らかいものを選びましょう。
パウダーファンデーションはリキッドタイプに比べると乾燥しやすいので、化粧下地で丁寧に保湿ケアをした後、やさしく乗せるのがポイントです。
3.もう乾燥は気にならない!ツヤ肌になるメイク方法とは
ファンデーションをつけた後に肌が乾燥してしまうのは、メイクの方法に間違いがあるのかもしれません。
ここからは、肌が乾燥しにくい、ツヤ肌メイクの具体的な方法について紹介します。
3-1.丁寧な下地が重要
肌を乾燥させないためには、まずはベースメイクが重要です。
化粧下地を選ぶときは、保湿力があり、なるべく日焼け止め成分が配合されているものを選びましょう。
表示されている適量を指に取り、おでこ、鼻先、両頬、あごに軽く乗せていきます。
その後は、顔の中央から外側に向け、力を入れずにスーッと肌に滑らせるように馴染ませてください。
小鼻まわりとあごの周辺はヨレやすいので、量を控えめに塗るのがポイントです。
3-2.ファンデーションは水を含ませたスポンジで
化粧下地が肌に馴染んだら、次はリキッドタイプのファンデーションを使います。
こちらも適量を指に取り、おでこ、鼻先、両頬、あごに軽く乗せます。
その後水を含ませたメイク用のスポンジを使い、肌の表面を滑らせるようなイメージで、内側から外側へファンデーションを伸ばしていきましょう。
水を含ませたスポンジを使うと、ファンデーションと肌の密着が良くなり、乾燥を防いでツヤのある仕上がりになります。
3-3.フェイスパウダーと化粧水で仕上げを
ファンデーションの後にぜひ使ってほしいのが、フェイスパウダーです。
フェイスパウダーはカバー力をアップし、肌の皮脂を抑えテカリを防ぐ作用があります。
付属のパフでは、肌に密着しすぎて粉っぽくなりやすいため、大き目のフェイスブラシにフェイスパウダーを乗せ、余計な粉をはたいた後、鼻、頬、おでこの順番にふんわりと乗せましょう。
そして最後に、ミストタイプの化粧水を顔全体に軽く吹きかけ、化粧崩れを防ぎましょう。
特に、保湿効果の高いミスト化粧水を使うと、肌のうるおいをキープし、メイクのフィット感もアップします。
化粧水を吹きかけた後は、軽く手のひらで顔に馴染ませて完成です。
3-4.ファンデーションと乳液を混ぜるという裏技も
リキッドファンデーションを使っても肌の乾燥が気になるという場合は、ファンデーションと乳液を混ぜて使う方法もあります。
まずは手の甲にリキッドファンデーションを少々乗せ、そこに同量の乳液を加えて指で混ぜ合わせます。
その後スポンジを使い、3-2の要領でゆっくりと肌に馴染ませていきましょう。
ファンデーションと乳液を混ぜることで、ファンデーションに乳化された水分と油分が加わるので、乾燥を防ぎやすくなります。
使う乳液の量はリキッドファンデーションと同量ですが、肌の状態に合わせて少なめに調節しても良いでしょう。
4.肌の乾燥対策にはスキンケアが重要
ファンデーションで肌が乾燥する大きな原因は、正しいスキンケアができておらず、もともと肌が乾燥していることが多いです。
実は、筆者も数年前は正しいスキンケアができておらず、肌の乾燥した状態が続いていました。
その頃は、何度ファンデーションを塗りなおしても乾燥し、小じわが目立っていたように思います。
しかし、シンプルな保湿ケアに切り替え、継続してみたところ、化粧ノリが良くなり、ファンデーションを乗せた後も乾燥は気にならなくなりました。
正しい保湿ケアと聞くと、高級クリームを重ね塗りするようなイメージがありますが、実はそうではありません。
オールインワンゲルのような、たった一つのスキンケアアイテムを丁寧に塗れば、保湿ケアは完成するのです。
4-1.顔を何度も触れるスキンケアは卒業しよう
肌の乾燥を引き起こす要因に「肌を触りすぎること」があります。
これは無意識に顔を触るだけではなく、メイクや洗顔、スキンケアといった行為にも当てはまります。
たとえば、化粧水や乳液、美容液、クリーム…といろいろなスキンケアアイテムを塗ると、それだけで肌を触れる回数も増えます。
摩擦ダメージが加わり、角質層が薄くなることから、乾燥肌にもつながります。
良かれと思って行っていたスキンケアが、かえって肌の負担につながることもあるのです。
肌にダメージを与えずに保湿ケアをするのなら、化粧水、乳液、美容液、クリームの成分が一つになった「オールインワンゲル」がおすすめです。
ワンステップで終了するスキンケアなら肌の摩擦ダメージがなく、肌の水分量を増やすことにも期待できます。
4-2.セラミドが配合されたオールインワンゲルがおすすめ
オールインワンゲルを選ぶ際には、保湿成分が入っているものを選ぶのが重要です。
保湿成分にはいろいろな種類がありますが、なかでもセラミドは乾燥を防ぐうえで知っておきたい成分です。
セラミドの働きで、蒸発しにくい「結合水」という状態で水分同士が結束することから、肌の水分の蒸発を防ぎます。
角質層のうるおいを保つことから、しっとりもちもちの肌触りにも期待できるでしょう。
特に、「WELLMETHODオールインワンゲル」は、プルプルとしたゲルにセラミドがたっぷり配合され、これ1本で肌の乾燥を防いでくれます。
筆者もスキンケアをこのゲルにしてから、肌の乾燥が改善され、ファンデーションを塗っても乾燥が気にならなくなりました。
これは1ステップの行程で済むオールインワンゲルを使い続けたことで、摩擦ダメージが軽減された効果だと実感しています。
5.シンプルスキンケアでファンデーションの乾燥対策をしよう
ファンデーションを塗ると小じわやヨレが目立ち、肌の乾燥が気になる人は、行っているスキンケアやメイク方法を見直す必要があります。
特に多くの基礎化粧品を使っている人は、シンプルなスキンケアに変えてみるのがおすすめです。
肌に触れる回数を減らすだけでも摩擦ダメージが軽減され、保湿力が高まるかもしれません。
また今お使いの化粧下地やファンデーションを、保湿力の高いものに変えたり、乳液を混ぜて使ったりしても良いでしょう。
スキンケアやメイクにおけるルーティンを見直すと、肌の状態が大きく変化することもあります。
この機会にぜひ、見直してみましょう。
この記事の監修は 医師 桐村里紗先生

桐村 里紗
総合監修医
・内科医・認定産業医
・tenrai株式会社代表取締役医師
・東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 道徳感情数理工学講座 共同研究員
・日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属
愛媛大学医学部医学科卒。
皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。
監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。
現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。
- 新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)』
- tenrai株式会社
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著作・監修一覧
- ・新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
- ・『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)
- ・「美女のステージ」 (光文社・美人時間ブック)
- ・「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
- ・「解抗免力」(講談社)
- ・「冷え性ガールのあたため毎日」(泰文堂)
ほか