こんにちは、WELLMETHODライターの和重 景です。

みなさまは、腸閉塞という病気をご存じでしょうか。

腸閉塞とは、名前の通り腸が閉塞することです。

ある日突然「お腹がイタタタ…」などといった腹痛は誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

しかしこの腹痛の原因が腸閉塞であれば、一大事です。

「〇〇(有名人)が腸閉塞で緊急入院」など耳にすることもあるでしょう。

また、お腹の手術を経験した方ですと、術後の説明の際に腸閉塞についての話を聞いたことがあるなんていう人もいるかもしれません。

筆者の叔母も、最近大腸の手術を受けたのですが、「腸閉塞にならないために、硬いものなどは食べられないの」と食事に気を使っていたことが印象的でした。

腸閉塞とは一体どのような疾患なのでしょうか。

「腸閉塞になったら絶食したほうがいいの?」
「一度なったら再発することはあるの?」など、疑問がいろいろあると思います。

腸閉塞は手術が必要なものから、手術なしで治療できるものなど原因によってさまざまです。

また、種類によっては、放置しておくと命にかかわるものもあります。

腸閉塞についてよく知らない方も予兆や初期症状を知っておくことだけでも心構えが変わりますよね。

今回は、腸閉塞についての予兆や、腸閉塞にならないための生活習慣についてご紹介します。

1.腸閉塞とは

腸

腸が正常な働きをする場合、口から摂取した飲食物は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸を通って消化・吸収され、肛門から便となって排泄されます。

腸閉塞とは、なんらかの理由により腸の中で食べ物や消化液などの内容物の流れが塞がれた状態、あるいは開腹手術などで腸管が麻痺して腸の蠕動運動が障害される状態を指します。

これまで日本では、「腸閉塞=別名イレウス」として、同じ病態のものとして捉えられてきました。

しかし厳密には、「腸閉塞」は腸管内腔が閉塞する状態のことで、「イレウス」は腸管麻痺によって、腸の蠕動運動が低下する状態のことを指します。

2015による急性腹症診療ガイドラインにおいても「腸閉塞」と「イレウス」を使い分けることが提案されており、機械的(もしくは物理的)に閉塞した場合を「腸閉塞」、麻痺性のものを「イレウス」と分類するとされています。

参考)
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/minds/acute-abdomen/acute-abdomen-chapter3.pdf#view=FitV

1-1.腸閉塞・イレウスの原因

腸閉塞は、腹膜炎や腹部の手術後の癒着、腸がねじれることが原因とされています。

腸管が塞がれる「機械的腸閉塞」と、腸管の一部もしくは広範囲にわたり麻痺、またはけいれんが起こることが原因で消化管の内容物の流れが止まってしまう「機能性イレウス」があります。

機械的腸閉塞
閉塞的腸閉塞(単純性腸閉塞) 腹膜炎や腹部の手術などによる癒着によって起こる。
絞扼性腸閉塞(複雑性腸閉塞) 主に、腸重積・鼠経ヘルニア嵌頓(そけいへるにあかんとん)、腸軸捻転症などにより、腸管がねじれることが原因。
機能性イレウス
麻痺性イレウス 腹部の手術、腹膜炎、血液中の電解質異常、さまざまな中毒症などが原因で起こる。
痙攣性イレウス 一部分の炎症や、結石発作による腸管への刺激がもとで起こる。腸管をコントロールする自律神経の働きの異常が原因になることもある。

 

1-2.機械的腸閉塞

腸がなんらかの理由で物理的に閉塞している状態のことで、血行障害(※)を伴うか伴わないか、さらに閉塞性と絞扼性(こうやくせい)の腸閉塞に分けられます。

(※)血行障害…血液は腸管を含め、つま先から頭まですべての組織に送られています。腸管において、その血液の流れに異常が生じる状態を血行障害といいます。

1.閉塞的腸閉塞(もしくは、単純性腸閉塞)

閉塞性腸閉塞は、血行障害を伴わない腸閉塞です。
また、単純性腸閉塞とも呼ばれます。

主な原因は、腹膜炎や腹部の手術などによる癒着によって起こります。

おもに進行性大腸がんによる大腸の腸閉塞や、まれですが寄生虫や胆石などの外からの異物が閉塞の原因になることもあります。

2.絞扼性腸閉塞(もしくは、複雑性腸閉塞)

絞扼性腸閉塞は血行障害を伴う疾患で、緊急手術が必要です。
また、複雑性腸閉塞とも呼ばれます。

主に、腸重積・鼠経ヘルニア嵌頓(そけいへるにあかんとん)、腸軸捻転症などにより、腸管がねじれることが原因とされています。

絞扼性腸閉塞により血液が十分に送られないと、腸は壊死して穴が開き、敗血症(血液に細菌感染が起こり、全身に広がる)や、多臓器不全から死に至る可能性もあり、緊急を要します。

1-3.機能性イレウス

機能性イレウスは、腸に関連する神経の障害により起こります。

腸管の麻痺やけいれんが起こり腸がスムーズに動かず、腸の内容物の流れが止まってしまった状態です。

1.麻痺性イレウス

手術中の麻酔や術中に物理的に触ることで腸管のむくみにつながり、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が悪くなるケースがあります。

このほかに、麻痺性イレウスでは腸炎、腹膜炎、血液中の電解質異常(高カルシウム血症、高カリウム血症など)、各中毒症が原因で起こるといわれています。

2.痙攣性イレウス

痙攣性イレウスは、局部的な炎症や結石発作による腸管への刺激がもとで腸管がけいれんしを起こし、腸の運動が阻害されることで起こります。

2.腸閉塞とイレウスの主な初期症状と特徴

腸閉塞やイレウスでは、腸の動きが悪くなることは共通していますが、初期症状(予兆)は少し異なります。 

機械的腸閉塞
閉塞的腸閉塞 突発的な腹痛。痛みは強くなったり和らいだりを繰り返す。腹痛と同時か少し経ってから吐き気・嘔吐・腹部の強い張りが現れる。
絞扼性腸閉塞 緊急手術になることが多い病態。
前兆がなく突然激しい腹痛が起こる。
腹痛に加えて、発熱・嘔吐・腹部膨満感が現れる場合もある。
機能性イレウス
麻痺性イレウス 腹痛は軽度もしくはなく、腹部膨満・吐き気・嘔吐・便秘・食欲不振がみられる。
痙攣性イレウス

 

2-1.腸閉塞の予兆(初期症状)

腸閉塞の予兆の吐き気を感じる女性

・突然の腹痛
・吐き気や嘔吐
・腹部膨満感

腸閉塞の症状は、だんだん痛みが増してくるわけではなく、突然の腹痛から始まるケースが多くみられます。

1.閉塞的腸閉塞

閉塞的腸閉塞では、突然の腹痛が特徴です。

腹痛は、消化管の運動に伴い、痛みが増したり和らいだりを繰り返します。
腹痛と同時か少し時間がたってから、吐き気・嘔吐・腹部の強い張り(腹部膨満感)がみられます。

お腹は膨脹するにつれ、聴診器をあてるとキンキンと響く金属音をともなうようになります。

小腸上部での閉塞の方が、小腸下部での閉塞より痛み方が強い傾向にあります。

2.注意! 絞扼性腸閉塞は前兆がない激しい痛み

・前兆のない激しい痛み
・発熱
・嘔吐
・腹部膨満感

絞扼性腸閉塞を生じた場合、腸閉塞の中でもとくに強い腹痛を伴うことが特徴で、緊急手術になることが多い病態です。

絞扼性腸閉塞は、前兆がなく突然激しい腹痛が起こります。

腹痛に加えて、発熱・嘔吐・腹部膨満感が現れるケースもあります。

2-2.イレウスの予兆(初期症状)

・腹痛が軽度か感じない
・嘔吐
・腹部膨満感

イレウスの場合は、腹痛が軽度か、症状を感じない人が多く、嘔吐や腹部の強い張りの症状があることが特徴です。

1.麻痺性・痙攣性イレウス

麻痺性イレウスや痙攣性イレウスは腸閉塞に比べて、腹痛が軽度かほぼないケースもあります。

また、腸管内にガスや体液がたまることで、お腹が張り、吐き気・嘔吐を伴います。重度の便秘や、水溶性の便がみられることもあります。

2-3.初期症状を放っておくとどうなる?

腸閉塞やイレウスは自然治癒することはありません。

また、放っておくと数日で急速に進み、脱水によるショック状態になることもあるため、早期に治療を行うことが大切です。

また、絞扼性の場合は、血行障害が生じているため、腸が壊死し、敗血症や消化管穿孔などを起こすなど、急速に治療が必要になることがあります。

2-4.予兆を感じたらどうするか?

腹痛や嘔吐、腹部が張る症状は、腸閉塞やイレウスに限った話ではありません。他の病気の可能性もある症状です。

これらの症状が当てはまったからといって、すべてが腸閉塞というわけではありませんが、不安感があるときは、腸の病気を専門とする消化器内科や消化器外科などの医療機関を受診し、診察や検査を受けましょう。

たとえ腸閉塞やイレウスでなくても、診察や検査を受けることにより、他の原因が見つかることもありますし、気持ちも楽になります。

2-5.腸閉塞やイレウスになりやすい人とは

イレウスの予兆の激しい腹痛を感じる女性

腸閉塞やイレウスはすべての人に起こるわけではなく、とくにお腹の手術を受けた人、過去に腸閉塞を起こしている人が起こりやすい(再発しやすい)といわれています。

1.お腹の手術を受けた経験がある

腸閉塞やイレウスは、お腹の手術を受けたことがある人に起こるケースがもっとも多いです。

とくに大規模な開腹手術を行った場合ほど癒着も大きくなるため、消化器のがんを取り除く手術を行った場合は、癒着性の腸閉塞になりやすいことが確認されています。

また、消化器外科以外にも泌尿器科や産婦人科においても開腹手術は行われるため、心当たりのある方は注意が必要です。

2.重度の便秘がある人

また、普段から便秘がちな人も、便秘が原因の「糞便(ふんべん)イレウス」になる可能性があります。

重度の便秘が続き、便の内容物が固まってしまうと同時に、腸管が緩み、押し出す力がなくなってしまうことで起こります。

寝たきりの高齢者にも多く、訴えなく、急な嘔吐で発症することもあります。
誤嚥性肺炎の原因にもなるため、注意が必要です。

3.腸閉塞を過去に起こしている

腸閉塞の中でもっとも多いとされる癒着性の腸閉塞の場合、保存的治療(※)により症状の改善が見られたとしたとしても、腸管の癒着自体が治ったわけではありません。

そのため、過去に腸閉塞を起こしている人は、再度腸閉塞になりやすいとされています。

腸閉塞の再発リスクを下げるためには、食事の取り方などの食生活を工夫する必要があります。

また、腹部の手術が原因で起こる癒着性の機械的腸閉塞の狭窄は何度も繰り返すごとに炎症が強くなり、狭窄が強くなる特徴があります。

そのため、腸閉塞はまず起こさないこと、一度起こっても再発させないことがもっとも大切になります。

(※)保存的治療…手術療法に対して、手術をしない治療法を保存的治療と呼びます。

3.腸閉塞・イレウスの診断

腸閉塞とイレウスの診断をする医師

・腹部の診察
・CT
・レントゲン

腸閉塞では、腹部はほぼ必ず腫れが現れます。

そのため診察では腹部の圧痛や腫れ、腫瘤がないかを確認します。

レントゲン撮影をし、腸の中に溜まったガス像を確認することや、CT(コンピューター断像撮影)により、腸管の拡張や、腹水の有無、絞扼性の有無、血流障害の有無、閉塞部分など腸閉塞の鑑別に使用されることがあります。

また、全身状態の判断のために血液検査を行うことや、画像診断では、小腸造影、注腸検査、内視鏡検査、血管造影、MRIなど判断上、必要な検査を体に負担の少ない順で行います。

4.腸閉塞・イレウスの治療方法

4-1.基本は絶食、点滴

絶食のイメージの空の皿

腸閉塞は、自然治癒はできません。

腸閉塞の原因により治療法は異なりますが、まずは絶食と点滴による水分補給が基本となります。

加えて、鼻からチューブを入れて胃腸に溜まった内容物を吸引して取り除きます。

お腹の手術による瘢痕(はんこん)(※)や癒着が原因で起こっている腸閉塞の場合、この時点で閉塞が解消されることがあります。

※瘢痕による腸閉塞…以前うけたお腹の手術による傷跡が弱くなり、そこから腸管が腹筋より外の皮下に脱出(腹壁瘢痕ヘルニア)し、その部分で腸の通過障害が起こる状態のことをいいます。

4-2.機械的腸閉塞の治療法

1.閉塞性腸閉塞

先天性の奇形、腫瘍、腸管のねじれは手術を行います。

また、術後の癒着、異物などの閉塞は手術をしないで治療を行い、改善しないようであれば手術を行うこともあります。

2.絞扼性腸閉塞の治療法

腸管虚血を伴うため、基本的に手術で原因を取り除く必要があります。

腸管が壊死している場合は腸管を切除し、壊死まで及ばない場合は閉塞の原因治療を行います。

4-3.機能性イレウスの治療法

1.麻痺性イレウスの治療法

腸炎や腹膜炎などは、抗生剤や手術などで炎症を起こしている原因の治療を行います。

薬剤性による麻痺の場合は、薬剤投与によって腸管の運動を促進します。

2.痙攣性イレウス

痙攣性イレウスでは、けいれんをしずめるため鎮痙薬などを使用します。

おおよその入院は約1~2週間程度といわれており、閉塞が解除されれば、腸管の運動に合わせて、徐々に飲水、流動食、5分粥、全粥と食事の形態もあげていきます。 

5.腸閉塞・イレウスにならないための生活習慣

腹部の手術を経験している人は、手術の影響で、腸の一部が狭くなっていたり、もともと腸の動きが弱くなりやすくなっているため、腸閉塞(もしくはイレウス)を何度も起こすことがあります。

再発を防ぐためには、普段の生活において食事の見直しや運動を行うことが大切です。

生活習慣を見直すことによって、腸閉塞のリスクを完全に防ぐことはできませんが、できるだけなりにくくすることは可能です。

まずは自分でできることを実践しましょう。 

5-1.食生活習慣を見直しましょう

食事のイメージの箸

腸閉塞やイレウスを予防するためには、食事を見直すことが大切です。

とくに腸閉塞の原因でもっとも多いとされるお腹の手術後に起こる癒着性の腸閉塞は、多くの場合、腸管の狭窄が原因で起こるといわれています。

そのため、一度に大量の食事をとることや、繊維の多い食物を多くとることは、かえって狭窄部で内容物がつっかえてしまい、腸閉塞へつながりやすくなります。

食生活でのポイントを以下にまとめてみました。 

1.食事で注意したいポイント

・食事量は、腹八分目にしましょう
・冷たいものの飲食を避け、お腹を冷やさないようにしましょう
・消化の悪いものや脂っこい食事はできるだけ控えるようにしましょう
・消化を助けるためによく噛みましょう
・腸を刺激し負担をかけやすい食品はある程度控え、体調をみながら徐々に増やしましょう

2.腸閉塞の予防のために参考にしたい食材

腸閉塞やイレウスになりにくくするためには、消化が良く、腸の流れを防ぐことのない食材を使用することが一番です。

    消化の良いもの 控えて欲しいもの
タンパク質 肉類 牛赤身肉・豚赤身肉・皮なし鶏肉・鶏ささ身など 油の多い料理(ビフテキ、カツレツ、トンカツ、唐揚等)・脂肪の多い肉(豚バラ、霜降り肉、ロース、ベーコン)など
魚類 白身魚 いか・たこ・干物 など
鶏卵・うずらの卵など  
豆類 豆腐・高野豆腐・こしあん・ ひき割り納豆など 大豆・小豆・つぶあん・おから
糖質 穀類 軟飯・粥など 玄米・赤飯・ラーメン・とうもろこしなど
芋類 じゃがいも・里芋・長芋など さつま芋・こんにゃくなど
果物 りんご・もも・バナナ・コンポートなど  
ビタミン・ミネラル 野菜 軟らかく煮た野菜(かぼちゃ・人参・ほうれん草・キャベツ・大根など) 硬い繊維の野菜(ゴボウ・たけのこ・レンコン・ふき・セロリ・わらびなど) きのこ・香味野菜(うど・みょうが・ にら・漬物)など
海藻 のり佃煮など わかめ・昆布・ひじきなど

 

これらの食材は、調理方法によっても腸への負担が変わってきます。

例えば穀類は、できるだけ火を通して軟らかくしたものの方が、消化は良くなります。
また、芋類ではじゃがいもをすりつぶしてポテトサラダなどにすると消化が良くなります。

便秘解消に効果的な不溶性食物繊維(豆類・ゴボウ・きのこなど)の場合、繊維自体が水に溶けず便がたまりやすくなることから、水を吸収し膨らみ、なかなか出てこなくなることがあり、腸閉塞の原因になることがあります。

ただし、消化の良い豆腐やひきわり納豆などは問題ないとされています。

また水溶性食物繊維の中でも、海藻類でしたらわかめや昆布、芋類ではさつま芋などは推奨されていないなど、食材によって異なります。

しかし、腸閉塞やイレウスが怖いからといって、食物繊維を全く食べない食生活は便秘の原因となることがあります。

便秘は腸閉塞やイレウスの発症に関わるため、主治医と相談しながらバランスの良い献立を考えることが大切です。

5-2.適度な運動を心がけましょう

適度な運動で腸閉塞を予防する

体調がすぐれないからといって安静にしている時間が長いと腸閉塞が起こりやすくなります。

そのため無理のない範囲で体を動かし、歩くようにしましょう。

適度な運動は腸の働きにも関連します。過度な運動をする必要はありませんが、歩く際はスピードを上げるなど適度に運動をすることをおすすめします。

また、何度も腸閉塞を繰り返している人や腹部の手術を受けたことのある人は、整腸効果のある漢方薬(大建中湯)を内服する場合もあります。

6.食生活や運動習慣を見直し、腸閉塞を予防しましょう

適度な運動で腸閉塞を予防する

腸閉塞は一度かかると再発しやすいといわれており、とくにお腹の手術を受けたことがある人はできるだけ腸閉塞にならないように気を付けることが大切です。

そのためには、規則正しい食生活習慣、適切な食事量、よく噛んで食べる、適度な運動などを行い、腸に負担をかけないようにしましょう。

筆者を含め、女性の多くは腹痛を経験したことがあると思います。

「忙しいから病院にいく暇がない」「ちょっと我慢すればいずれはよくなるだろう」そう思うこともしばしばありますが、腸閉塞であれば緊急に受診が必要なものもあります。

そのためにはあらかじめ腸閉塞について正しい知識を身に着け、きちんと対処できるようにしましょう。

自分の体を大切にすることは、輝かしく生き生きした毎日をすごすことにつながります。

これからも毎日を健やかに自分らしく生きていきましょう。

この記事の監修は 医師 城谷 昌彦先生

【医師】城谷 昌彦
医師

城谷 昌彦

監修医

消化器病専門医・消化器内視鏡専門医・認定内科医・認定産業医
ルークス芦屋クリニック院長
腸内フローラ移植臨床研究会専務理事
NPOサイモントン療法協会理事
ヒュッゲ・ラボ株式会社代表取締役

主な所属学会

日本内科学会・日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・日本抗加齢医学会・日本統合医
療学会・日本先制臨床医学会 など

東京医科歯科大学医学部卒業。
神戸大学病院内科、京都大学病院病理部、兵庫県立塚口病院(現・尼崎総合医療センター)消化器科医長、城谷医院院長などを経て、2016年ルークス芦屋クリニック開設。
消化器病専門医でありながら、自ら潰瘍性大腸炎発症によって大腸全摘術を経験。
西洋医学はもとより、東洋医学、心理学、分子栄養学、自然療法等の見地からも腸内環境を健全に保つことの大切さを改めて痛感し、腸内環境改善を柱とした根本治療を目指している。
2017年からは腸内フローラ移植(便移植)による治療を開始。腸内細菌が人体に及ぼす多大な機能改善力に着目し、潰瘍性大腸炎などの消化器疾患だけでなく、うつ、自閉症、自己免疫疾患、がんなど多岐にわたる疾患の治療を行なっている。

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著作・監修一覧

  • ・『腸内細菌が喜ぶ生き方』(海竜社)
  • ・『骨スープで楽々やせる!病気が治る!』(マキノ出版)
  • ・『専門医伝授「アミノ酸豊富!骨だしスープで腸内フローラを再生」』(WEB女性自身)

和重 景

【ライター】

主に、自身の出産・育児やパートナーシップといった、女性向けのジャンルにて活動中のフリーライター。
夫と大学生の息子と猫1匹の4人暮らし。
座右の銘は、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。

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