体がだるい、眠気や頭痛がする……。

こうした症状をすべて「更年期だから仕方がない」として片付けていませんか。実は更年期における体のトラブルは、単にホルモンバランスが崩れることだけが原因ではありません。

女性の更年期における体調不良は、実は意外な原因が潜んでいることもあります。

知らない間に甲状腺機能が低下していたり、想像以上に貧血がひどくなっていたりと、不調の原因は意外な場所に隠れていることがあるのです。

今回は、WELLMETHODでお届けしている更年期に関する様々なお悩みをまとめました。

ゆらぎ世代で体の不調に悩んでいるのなら、その要因は何なのか。

病院にかかるべき重大な疾患は潜んでいないのか、もしくは自分で対処できる方法はないのか、記事を振り返っていただきながら確認してみましょう。

1. 1位:意外と少なくない女性の“甲状腺機能低下症”のメカニズム

皆さんは、体のだるさや疲労感を感じたり、無気力な状態が続いたりしていませんか?

体がこのような状態になった場合、様々な原因が考えられます。その一つが、甲状腺機能の低下です。

甲状腺は首筋の喉ぼとけのやや下あたりに左右にまたがるように位置しており、体にとって重要な役割を果たすホルモン(甲状腺ホルモン)を出しています。

ですが、甲状腺機能低下症になると、体に様々な影響を及ぼすのです。

記事の中では、女性が患いやすい甲状腺機能低下症の症状や原因、治療法のほか予防法についてもお伝えしています。

詳しくは→意外と少なくない女性の“甲状腺機能低下症”のメカニズム

https://wellmethod.jp/hypothyroidism/

意外と少なくない女性の“甲状腺機能低下症”のメカニズム

2. 2位:更年期における眠気の理由とは? 毎日を快適に過ごすための6つの予防策

月のリズム

40代になってから「十分な睡眠時間をとったはずなのに朝すっきりと起きられなくなる」「日中、急激な眠気に襲われる」などといった症状が出ることが多くなりました。

実はこの過度な眠気は、40代以上の女性の場合は更年期のゆらぎが原因の一つであるともいわれています。

一体、私たちの体の中で何が変化しているのでしょうか。

また、どのようなことをしたら、日中スッキリ起きて行動する、快適な睡眠時間を保つことができるのでしょうか。

記事では、睡眠と更年期障害の関係、そしてその対策について紹介しています。

詳しくは→更年期における眠気の理由とは? 毎日を快適に過ごすための6つの予防策

https://wellmethod.jp/menopause_drowsiness/

更年期における眠気の理由とは? 毎日を快適に過ごすための6つの予防策

3. 3位:もしかして「隠れ貧血」?医師が教えるセルフチェックで不調の意味を考えよう

月経がある年代の女性に共通している問題が、「隠れ貧血」です。

日常的な倦怠感や怠さなどの不調だけでなく、産後うつ、更年期うつや月経前症候群などにも関連している「隠れ貧血」を改善することは、女性の本来の活力を回復するキーになります。

「隠れ貧血」は「潜在性鉄欠乏」とも呼ばれますが、いわゆる「貧血」とは診断されないものの、体の中の鉄が不足している状態のことを言います。

思い当たる節がある方は、「隠れ貧血チェックリスト」を確認しましょう。

かなり、当てはまる人も多いのではないでしょうか?

詳しくは→もしかして「隠れ貧血」?医師が教えるセルフチェックで不調の意味を考えよう

https://wellmethod.jp/indefinitecomplaint_hiddenanemia/

もしかして「隠れ貧血」?医師が教えるセルフチェックで不調の意味を考えよう

4. 4位:閉経になる年齢は? 心と体の安心感を育てるための更年期の予備知識

全ての女性におとずれる閉経と更年期。

閉経は卵巣の排卵機能の終了に伴い子宮において月経が来なくなったことを意味しますが、定義は「完全に月経が来なくなって1年経過した状態」のことを表します。

いつくるかわからない更年期ですが、前もって症状や対策について知っておくことで、40代~50代をよりよく過ごすことができるでしょう。

4位の記事では、閉経にまつわる体からのサインや更年期をおだやかに乗り越えるための方法を紹介しています。

詳しくは→閉経になる年齢は? 心と体の安心感を育てるための更年期の予備知識

https://wellmethod.jp/menopause_age/

閉経になる年齢は? 心と体の安心感を育てるための更年期の予備知識

5. 5位:その頭痛の原因は? 更年期による症状を緩和させる対処法4つ

更年期によく見られる頭痛の特徴として、痛みの他に重いと感じることがあります。

どちらの症状の場合も、頭痛が原因でやるべきことになかなか取り掛かることができなかったり、気分が沈んだりすることがあり、心配になりますよね。

更年期に見られる頭痛の種類は、2つあります。

5位の記事では、更年期障害による頭痛の対処法についてお伝えしています。
どれも、毎日の生活の中ですぐに取り組める内容です。

症状が出ているということは、これまでの生活習慣の変え時というサイン。
ぜひ、毎日活き活きと過ごすために、実践してみてくださいね。

詳しくは→その頭痛の原因は? 更年期による症状を緩和させる対処法4つ

https://wellmethod.jp/menopause_headache/

その頭痛の原因は? 更年期による症状を緩和させる対処法4つ

カモミールティー

いかがでしたでしょうか?

年齢を重ねるたびに変化していく体調。

それらの症状とうまく付き合っていき、いつまでも溌剌と活動的な自分でありたいですよね。

そのためには、日々、体からの小さな声に繊細に耳を傾けながら、ご自身を大切に扱ってあげてくださいね。

この記事が少しでも、明日の活力や、毎日の体調の不安から安心へと変わるきっかけになれたらと思っております。

この記事の監修は 医師 桐村里紗先生

【医師/総合監修医】桐村 里紗
医師

桐村 里紗

総合監修医

・内科医・認定産業医
・tenrai株式会社代表取締役医師
・東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 道徳感情数理工学講座 共同研究員
・日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属

愛媛大学医学部医学科卒。
皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。
監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。
現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。

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著作・監修一覧

  • ・新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
  • ・『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)
  • ・「美女のステージ」 (光文社・美人時間ブック)
  • ・「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
  • ・「解抗免力」(講談社)
  • ・「冷え性ガールのあたため毎日」(泰文堂)

ほか