こんにちは。
医師で予防医療スペシャリストの桐村里紗です。

以前に、話題のフェムケア・フェムテックグッズを調査し、ご紹介しました。

▼40代からのセクシャルウェルネス!話題のフェムケア・フェムテックグッズを調査vol.3

https://wellmethod.jp/femtech_03/

ナプキンやタンポンフリーな吸水ショーツ『月経パンツ』を購入してしばらく使っています。
とても便利ですが、実際に使ってみると、横もれや洗濯の手間など、やはり使い方には少々工夫が必要になりました。

実際に使ってみた感想や私なりの活用法についてシェアしたいと思います。

1.月経パンツの活用法を考える

月経パンツ、ベア シグネチャーショーツ - Bé-A 

フェムケア・フェムテック系の商品の中で、最も手軽に試すことができて便利な「月経パンツ」気になっている方も多いと思います。

私自身、購入してとても便利だなと感じています。
その反面、やはり最大容量のものを使っても横もれが発生したり、洗濯の手間が増えるなど、ちょっと工夫が必要でもありそうです。

1-1.月経パンツを使うメリット

月経パンツを買ってよかったなと思うシーンやメリットはもちろんたくさんあります。

1.月経が来そう!な予感日にショーツ1枚で過ごせる

ショーツ

まず、「そろそろ月経が来そう!」という予感がある日に、無駄に生理用品を使わなくて良いところ。

月経パンツを履いておけば、いつ来ても安心ですし、普通にショーツを履いている感覚で過ごせるため、ノンストレスです。

特に、更年期はいつ月経が来るか分からない不安もありますが、普段から月経パンツを履いておけば、いざという時にも安心。

2.ゴワゴワのナプキンストレス不要

使用感も通常のショーツと変わりませんし、ナプキンのように通気性が悪く群れることもありません。
ゴワゴワしたナプキンの肌触りは、肌ストレスになりますが、こちらは布なので、肌ストレスもありません。

3.デザイン性もショーツ並み

レース生地

大人用の尿もれ用のオムツ型のパンツのイメージとは全く違い、レイシーでおしゃれなデザインのものやスポーティーなものもたくさんありますので、月経期の「下がる」気分を盛り上げてくれます。

4.エシカルでギルドフリー

使い捨てナプキンのゴミ問題や吸水ポリマーのプラスチック問題などの観点から、環境面への配慮としても、ゴミのでない月経ショーツは注目されています。

ゴミを出してしまう罪悪感もフリーで、ギルドフリーなフェムケア用品と言えますね。

5.尿もれにも対応できる

尿漏れイメージ 雫

月経時だけでなく、更年期世代や出産経験者にとっては、尿もれの心配もつきものですね。
「ハクション!」の時に、じゃ〜ッと漏れてしまうと、不安と恥ずかしさ、自己嫌悪など複雑な感情がわき起こってきます。

普段から月経パンツを履いておくことで、マックス60mlまでの水分を吸収しますので、尿もれ時にも安心です。

「尿もれパンツ」を履いていると思うと気分が落ちてしまいがちですが、「月経パンツ」を履いていると思えば、ネガティブとおさらばできます。

2.月経パンツの失敗談や手間と対処法

そんなメリットもありつつ、実際使ってみると、やはり失敗や手間もあります。
特に、ズボラが売り(?)の私・桐村は、面倒なことを習慣化するのが少々苦手であります。

洗濯機は数日に1回しか回りませんので、月経パンツのためだけに洗濯機を回すのも手間だしエコではありません。

2-1.最大容量でも横もれしてしまった

1.日中の横もれ

60mlという最大容量の月経パンツを購入したものの、調子に乗って多い日に日中履きっぱなしにしたり、就寝時に使用したら、横もれしてしまいました。

吸水パット全体での吸水量が多くても、ナプキンと同じく、全体で吸水するというよりも出血部に接着している面での吸水になりがちです。
ナプキンを数時間ごとに変える必要がある日は、同様に交換が必要だと学びました。

2.夜間の後ろもれ

最大吸水量の月経パンツを購入しましたが、2日目に使用したら、夜間後ろもれしてしまいました。
購入する際に、お尻の部分の吸水パッドの形がお尻をすっぽり覆う形になっていなかったため、カバーできずに漏れてしまいました。

購入したものは、こちらで、お尻の部分の吸水パットの長さはあるものの、幅がないタイプでした。

桐村の月経パンツ

2-2.横もれ問題の対策

横もれ問題の対策としては、私はこのようにしています。

1.多い日にはこまめに交換か、オーガニックコットンナプキン使用

まず、自分の月経量と比べて給水が追いつかなさそうであれば、こまめに取り替えることが必要そうです。

とは言え、月経パンツは1枚数千円しますので、取り替えるほどの枚数が購入できない場合も。
私の場合は、多い日には、月経パンツの使用を諦めて、オーガニックコットンのナプキンを使用することにしました。

オーガニックコットンナプキン

私の場合は、3日目から量が減るので、2日目以外は月経パンツを使用しても横もれの心配はありません。

自分の月経量は、誰しも測定したことがないですし、人それぞれです。
初めのうちは、少々トライアンドエラーをしながら、自分なりの適正な使い方が見えてくると思います。

2.後ろもれしづらい月経パンツを選ぶ

私の場合、吸水量だけで多い日用の月経パンツを選んでしまいましたが、購入する際にパッドの幅も気にした方が良さそうです。
下のタイプのように、吸水パッドの幅があり、お尻を覆うタイプの方が、後ろもれの心配がなさそうです。

月経パンツ

2-3.洗濯の手間や回数は?

月経パンツは、布製品ですから、当然、洗濯が必要です。
月経血がついたショーツをそのまま洗濯機に放り込む訳にはいきません。

まず、予洗いをして、月経血をある程度落としてから、洗濯機で洗います。
予洗い自体も手間といえば手間ですが、入浴の際に浴室で洗うことにすれば手間ではありません。

洗面所でつけ置き洗いしても良いですが、我が家の場合は、家人が血液をみると失神しそうですし、少々恥ずかしいなという気持ちがあり、一人入浴時に洗っています。

我が家の場合、夫婦二人なので、洗濯機を回すのは3日に1回程度です。
月経パンツ1枚のために毎日洗うのは、エコでないし、手間になってしまいます。

そのため、夜入浴時に、月経パンツをしっかりと手洗いし、浴室内に干しておき、翌朝乾いたら洗濯ネットに入れて洗濯カゴに放り込むようにしています。
月経パンツだけでやりくりするには、何枚も必要になりそうですが、オーガニックコットンのナプキンや月経カップなどと組み合わせて使うと良さそうだと感じています。

3.気になったらまず1枚

まずは、自分で購入して試してみることから始まると思います。
気になり始めた方は、ぜひ、こちらの記事をご参照ください。

フェムケアグッズ

▼40代からのセクシャルウェルネス!話題のフェムケア・フェムテックグッズを調査vol.3

https://wellmethod.jp/femtech_03/

私が実際に店舗に足を運び、試着してみた感想や詳しい月経パンツの選び方、またオンラインサイトなどをご紹介しています。
その他、気になるフェムケア・フェムテックグッズも色々ご紹介しています。

オーガニックコットンナプキンや、月経カップなどフェムケアを始めたい方は、こちらの記事もおすすめです。

女医も実践! “女性のライフステージ”をサポートする「フェムケア」のはじめ方

https://wellmethod.jp/fem-care/

自分の女性性を大切にする「フェムケア」、ピンと来たところから、始めてみませんか?

この記事の執筆は 医師 桐村里紗先生

【医師/総合監修医】桐村 里紗
医師

桐村 里紗

総合監修医

内科医・認定産業医
tenrai株式会社代表取締役医師
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属

愛媛大学医学部医学科卒。
皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。
監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。
現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。

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著作・監修一覧

  • ・新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
  • ・『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)
  • ・「美女のステージ」 (光文社・美人時間ブック)
  • ・「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
  • ・「解抗免力」(講談社)
  • ・「冷え性ガールのあたため毎日」(泰文堂)

ほか