歯周病や口臭…ゆらぎ世代に多い口腔内トラブルを予防する「お口のケア」7選
「マスクをしていると自分の口臭が気になる」
「このところ歯茎が痩せて歯の黄ばみも気になるようになってきた」
これらは、ゆらぎ世代の間でよく聞かれる口腔内のトラブルです。
とくに歯が痛むことはないし、自分は大丈夫だと思って口腔ケアを怠っていませんか?
口腔ケアを怠ると、歯周病に感染して歯の黄ばみや歯茎痩せを引き起こし、ひどい口臭トラブルの原因になることもあります。
それでも放置を続けると、最悪の場合40代で多くの歯が抜け落ちてしまうこともあるのです。
また口腔ケアを怠ると、口腔内トラブルが起きるだけでなく、認知症やガンといった恐ろしい病気につながることも分かっています。
自分の歯の状態は大丈夫なのか、また自分で対処できるオーラルケアはないのか、過去の記事を振り返っていただきながら確認してみましょう。
目次
1. 感染症対策には「口腔ケア」が大事! 自分でできる口腔ケア
手洗いやアルコール消毒にマスクはしっかりと実践している人も多いかも知れませんが、実はウイルス感染予防のために、口腔ケア(口腔清掃)も大切だということを忘れていませんか?
歯周病菌の出す強力な酵素は、ウイルス感染を促進するリスクがあるため、常に口腔内を清潔にしておきたいものです。
ウイルスで始まった感染症が重症化する場合、口腔内の細菌による二次感染が原因であることも多いです。
感染予防のための口腔ケアはもはや常識といっても過言ではありません。
いま一度、口腔ケアをしっかりと実践しましょう。
こちらの記事では、自分でできる具体的な口腔ケア方法を詳しく紹介しています。
▼【医師解説】感染対策に「口腔ケア」こそまずやるべき理由と3つのステップ
https://wellmethod.jp/corona-oral-care/
2. 口臭トラブルは女性の方が多い!? 家族の「ニオイ問題」における傾向と対策
在宅生活が長くなると、とくに気になる家族の「ニオイ問題」。
口臭は、体臭と比較しても自分自身では気づきにくいのが厄介です。
その昔、「おじいちゃん、お口臭い」というCMがありましたが、口臭は高齢者だけのものではありません。
また、女性の方が口臭リスクは高まりやすいという傾向も。
口臭は、全身の病気にも関連するため、ケアしておいて損はありません。
記事の中では、女性が患いやすい口臭トラブルの原因を詳しく紹介し、その対策となるブラッシング方法などを詳しくお伝えしています。
https://wellmethod.jp/bad_breath/
3. 8割以上の人にはマスク口臭がある! 危険なニオイと原因別対策
マスク着用時間が圧倒的に増えている今、口臭が気になっている人も多いかも知れません。
口臭には、原因別の種類があって、ニオイにも違いがあります。中には、心筋梗塞や脳梗塞、アルツハイマーの原因になる危険なものも潜んでいます。
35歳以上の方においては、8割は危険な口臭リスクありと認識しておきましょう。
口臭は嗅覚が麻痺しやすいため、自分は全く感じないという人ほど、強烈な口臭の持ち主である可能性もあります。
こちらの記事では、マスク口臭の原因や口臭の種類、そしてその対策について紹介しています。
▼「マスク口臭」8割はリスクあり?危険なニオイと原因別の対策とは?【医師解説】
https://wellmethod.jp/mask-bad-breath/
4. 歯周病対策をしないと40代で歯は抜け落ちる!? 自分でできる対策と乳酸菌の関係
歯科医院によると、更年期は歯周病になる人が増加するそうです。
虫歯だと思って慌てて歯科医院に行くと、歯周病により歯茎が腫れている…なんてことも、ゆらぎ世代は少なくないようです。
しかも歯周病の多くは自覚がないため、急に歯がぐらぐらしてから歯科医院に駆けこむ人が多いとか。
そうなると状況によっては抜歯するしかなく、40代でほとんどの奥歯がない、という状況にもなりかねません。
そんな恐ろしいことにならないよう、普段から歯周病対策を行うことが重要です。
こちらの記事では、歯周病を放置するとどれほど恐ろしいことになるかを解説しています。
そして自分でできる歯周病の対策方法や、最新鋭のバクテリアセラピーという歯周病対策を紹介しています。
▼40代で歯がぐらぐらする人が急増! 歯周病対策には丁寧な歯磨きと乳酸菌が重要
https://wellmethod.jp/periodontal-disease/
5. 口腔機能の低下は万病のもと! 今日から始める「オーラルフレイル」対策
みなさまは、オーラルフレイルという言葉を聞いたことはありますでしょうか?
もしかしたら、初めて聞いた…という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、健康を維持するためにはとても大切なことなんです。
オーラルフレイルとは、フレイルの前段階であるプレフレイルで、口腔機能の低下によって起こる身体の衰えのことを指します。
口腔機能が低下すると体に必要な栄養素が十分に摂取できなくなり、低栄養を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
筆者はこのオーラルフレイルを予防するために、毎日自分で簡単にできることから始めています。
この記事では、オーラルフレイルとはどのようなものか、そして予防の方法や生活習慣の改善方法について詳しく紹介しています。
▼健康維持に必要! 「オーラルフレイル」を予防する4つの習慣
https://wellmethod.jp/oral-frailty/
6. 歯の黄ばみは老け顔の原因! 白い歯になるための対策
ある時、知人とお茶をする機会があり、綺麗な口元が印象に残っていました。
「何が違うんだろう…」と考えていたところ気がついたのは、“歯の色”でした。
「自分の歯の色はどうなんだろう?」と気になり、鏡の前に立つと、歯の黄ばみが目立っていることに気がつきました。
歯が黄ばむ原因はさまざまです。
真っ白な歯に憧れる方は多いと思いますが、黄ばみの原因を知る前に押さえておきたいことがあります。
こちらの記事では、歯の黄ばみに対するおすすめの改善方法と、日常的にできるケアをご紹介しています。
https://wellmethod.jp/yellowing-of-teeth/
7. 加齢ともに歯茎がやせていく…「歯肉退縮」を防ぐための方法
歯磨きをしているときに歯茎が傷ついたり、出血したりしたことはありませんか?
さらに
「歯が長く見える」
「歯の根元部分に隙間がある」
「食べ物が挟まる」
など、年齢とともにこうした症状も出ているかもしれません。
歯茎が痩せてしまったらもう元に戻らないのか、これ以上悪化しないためにできることはないのでしょうか?
こちらの記事は歯茎の役割や痩せてしまう原因、歯茎痩せを予防する方法、そして歯科医院でできる治療について詳しくご紹介しています。
▼歯茎が痩せる原因は? 加齢に伴って起こる「歯肉退縮」を防ぐケア
https://wellmethod.jp/gum-thinning/
8. 歯のケアをして笑顔あふれる暮らしを
ゆらぎ世代は、何かと体調が不安定になる時期です。
そのため口腔ケアまで手が回らず、虫歯がなければ大丈夫だと放置してしまう人も多いでしょう。
しかし口腔内トラブルは、のちに全身疾患につながる可能性もある恐ろしいものです。
今回紹介した記事を参考に、まずは定期的に歯科医院に通ったり、自分でできるオーラルケアを実践して、歯のケアを積極的に行っていきましょう。
この記事の監修は 医師 桐村里紗先生

桐村 里紗
総合監修医
・内科医・認定産業医
・tenrai株式会社代表取締役医師
・東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 道徳感情数理工学講座 共同研究員
・日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属
愛媛大学医学部医学科卒。
皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。
監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。
現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。
- 新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)』
- tenrai株式会社
- 桐村 里紗の記事一覧
- facebook
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著作・監修一覧
- ・新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
- ・『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)
- ・「美女のステージ」 (光文社・美人時間ブック)
- ・「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
- ・「解抗免力」(講談社)
- ・「冷え性ガールのあたため毎日」(泰文堂)
ほか