こんにちは、WELLMETHODライターの廣江です。

2020年から蔓延した新型コロナウイルスの影響を受けて私たちの日常生活は大きく変わりました。

WELLMETHODでは、コロナの影響が長く続いている日常生活において、大人の肌はどのような影響を受けているのかアンケート調査を実施しました。

とくに影響があると思われるのは、マスクをつけることによる肌荒れです。

コロナ禍では真夏であってもマスクを外せないため、それによる肌荒れに悩む人がたくさんいるようです。

ここでは、コロナ禍のマスク着用に関する意識調査の結果から、大人がどのような肌荒れ対策や食生活を送っているのか、調査してみました。

【調査概要】
対象:全国20歳以上の女性
回答数:1000人
実施日:2020年10月20日
調査報告発表日:2021年7月22日(記事配信日)
方法:インターネット調査
結果詳細:肌の乾燥に関する意識調査再集計
https://wellmethod.jp/wp-content/uploads/2021/07/675e272ada55bd795ad7208e4635349d.xlsx

1.アンケート結果からの考察

今回WELLMETHODでは、全国の20代以上の男女を対象に、コロナ禍によるマスク着用における心身への影響、そしてマスクによる肌荒れのアンケート調査を実施しました。

その結果、多くの方がマスクによる肌荒れに悩んでいることがわかったのですが、その内容は男女によって違いがあるようです。

ではさっそく、そのアンケート結果からみていきましょう。

1-1.現在、コロナ禍において、あなたの生活習慣でどのような変化がありましたか?

現在、コロナ禍において、あなたの生活習慣でどのような変化がありましたか?

「コロナ禍において、あなたの生活習慣でどのような変化がありましたか?」という質問に対し、8割以上の男女が「マスクを長時間つけるようになった」と回答しています。

マスク対策は新型コロナウイルスの感染対策として有効であり、マスクをつけることは「エチケット」であると考えている人も増えているでしょう。

そして「外出の機会が減った」「ストレスを感じるようになった」という回答も多く寄せられています。

とくにストレスを感じるようになった、と答えている回答は男性が全体における数の31%なのに対し、女性は41%と高く、約半数の女性がストレスを感じているということがわかる結果となっています。

1-2.コロナ禍において、マスクを着用する時間が増えたことでどんな悩みがありますか?

コロナ禍において、マスクを着用する時間が増えたことでどんな悩みがありますか?

「コロナ禍において、マスクを着用する時間が増えたことでどんな悩みがありますか?」これに対しては「とくにあてはまるものはない」と回答した人が多い一方、女性回答者509人のうち139人が「肌に関する悩みが増えた」と回答しています。

アンケートの個別回答では「コロナ禍におけるマスク着用により、肌に関する悩みが増えた」と答えている女性もいます。

確かにマスクを長時間つけることにより、かぶれやニキビなどの肌トラブルは起こりやすいでしょう。

1-3.マスクを使用することでどのような肌の悩みが気になりますか?

どのような悩みが気になりますか?

「マスクを使用することで起こった肌の悩みがありますか?」という質問に対し「ある」と回答した209人の詳しい内容を見てみました。

すると、女性の80人中ほとんどにあたる72人が「肌が乾燥するようになった」と回答し、次いで「ニキビが増えた」が71人、「かゆみがでてきた」という回答が64人と続きました。

一方男性の方は「ニキビが増えた」がもっとも多く、次いで「肌が乾燥するようになった」「かゆみがでてきた」と答えています。

つまりマスク着用による悩みは、女性は乾燥が一番多く、男性はニキビに悩んでいることがわかります。

どのような悩みが気になりますか?男性

どのような悩みが気になりますか?女性

ちなみに年代別の答えを見ると、女性の30代まではニキビに関する悩みが1位と多くなっています。

しかし40代になると、乾燥とバリア機能に関する悩みが上位を占めています。これは男性も似た傾向にあります。

マスクをしていると、ニキビなどの吹き出物が出やすくなります。

また肌とマスクの摩擦によって肌が刺激を受けたり、マスクを着用している際はマスク内の湿度が上がるものの外した際に水分が蒸発しやすくなるなどして、とくに湿度の低い冬場は肌が乾燥しやすくなります。

そしてアンケートのコメント欄では「唇が乾燥しやすくなった」と答えている50代の女性もいました。

40代以上になると肌の水分量も少なくなり、そこに長時間マスクによる刺激が加わることから、唇が荒れるなどの肌の乾燥トラブルが起きやすくなると考えられます。

1-4.マスクを長時間つけるようになってから、美容習慣にどのような変化がありましたか?

マスクを長時間つけるようになってから、美容習慣にどのような変化がありましたか?

マスクを長時間つけるようになってから、美容習慣にどのような変化があったか、この質問に対しては、とくに当てはまるものはないと答える人が多い一方、女性は「メイクをする回数が減った」という回答が3割近くを占めました。

確かに顔を半分近く覆うマスクがあれば、メイクをしなくても人前に出やすい、という気持ちにもなるでしょう。

また先ほどのアンケートで「乾燥が気になる」という声が多かったこともあり、「保湿ケアを念入りに行うようになった」「リップクリームを使用する回数が増えた」と答える女性も多くいました。

一方、男性も全体の割合から見て「保湿ケアを念入りに行うようになった」という人が少なくありません。

長時間マスクをつけることにより肌が乾燥し、男女ともに保湿対策に力を入れていることがわかります。

1-5.普段、肌の乾燥対策として、一番意識して取り組んでいることはなんですか?

普段、肌の乾燥対策として、一番意識して取り組んでいることはなんですか?

普段、肌の乾燥対策として、一番意識して取り組んでいることはなんですか?男性

普段、肌の乾燥対策として、一番意識して取り組んでいることはなんですか?女性

「普段、肌の乾燥対策として、一番意識して取り組んでいることはなにか」この質問に対し、男性はダントツで「食生活の改善を行う」という人が多いことがわかりました。

食生活の乱れは肌の大敵ですが、男性自身もそれを実感しており、美容意識が高まっていることがわかります。

一方で女性は、食生活の改善よりも、乳液・クリームの使用や、クレンジング・洗顔をしっかり行うといった、保湿ケア対策に回答数が集まっています。

また、女性の年代別に見たアンケート結果を見ると、乾燥対策として「食生活の改善」や「美容サプリメントをとる」と答えたのは20~30代の女性に多いことがわかりました。

その一方、40代以上の女性は「乳液・クリームの使用」や「洗顔をしっかり行う」と答えていることが多く、年齢を重ねるにつれ外側からのケアに頼りがちなことがわかります。

また乾燥対策における各コメントでは「とくになにもしていない」という意見が多かったものの「なるべく肌に触れないようにする」「時々化粧水シートをつける」といった興味深い回答も寄せられました。

実はこのやり方は正しく、乾燥肌のケアとしては「肌を触り過ぎないこと」「フェイスマスクで保湿する」ということが大切なポイントとなるのです。

その理由ややり方については後に詳しく説明します。

1-6.マスクを使用することによって生じる肌の悩みに対して、次の行動を起こす場合、どのように感じますか?

スキンケアに時間をかけること

スキンケアに時間をかけて良いかどうかに関しては「あまり取り組みたくない」「まったく取り組みたくない」と答えた割合は男性の方が多く、それの割合は全体のおよそ7割に上りました。

その一方、女性は「ぜひ取り組みたい」「どちらかといえば取り組みたい」と回答した割合が多く、スキンケアに時間をかけるかどうかは男女で差がありました。

スキンケアにお金をかけること

そして「スキンケアにお金をかけるか」という質問に関しては「あまりお金をかけたくない」と答えた人が男女ともに多い結果となっています。

他の回答では多少の男女差があったものの、お金をかけることに関しては圧倒的な男女差はありませんでした。

美容サプリメントを補うこと

美容サプリメントの利用に関しても、男女ともに「あまり取り組みたくない」という結果になっています。

これは先ほどの「美容にはあまりお金をかけたくない」というアンケート結果が反映されているのかもしれません。

ただ女性のおよそ3割にあたる人は「どちらかといえば取り組みたい」「ぜひ取り組みたい」とも答えており、サプリメントの補給を前向きに考えている女性もいることがわかります。

食生活を改善すること

美容に関して「食生活を改善するかどうか」というアンケートでは、男女ともに「どちらかといえば取り組みたい」という声が多くを占めました。

反対に取り組みたくないといった消極的な意見は少ない結果となりました。

コロナ禍の今だからこそ、美容のためだけではなく体の健康のためにも、食生活を改善しようと意識する人が多いのかもしれません。

1-7.肌の保湿対策ができる食品(商品)を摂取するとしたら、あなたの生活の中でどのようなシーンで取り入れたいですか?

肌の保湿対策ができる食品(商品)を摂取するとしたら、あなたの生活の中でどのようなシーンで取り入れたいですか?

「肌の保湿対策ができる食品(商品)を摂取するとしたら、あなたの生活の中でどのようなシーンで取り入れたいですか?」これに関する質問では、男女ともに「朝・朝食」が一番となりました。

次いで多かった回答結果は「夕食」や「風呂上り」「就寝前」の時間帯に票が集まりました。

やはり食事で美肌効果を高めたり、入浴後のスキンケアで保湿対策を考える人が多いのでしょう。

肌を保湿するためには、毎日の習慣が大切です。

朝または夜に肌の保湿対策を行うことは習慣化につながりやすいため、これらの時間を選んだ人が多いと考えられます。

2.マスクとうまく付き合う。健やかな肌に大切なこと

コロナ禍における、マスクをつけて生活をすることはこれからも続くと予想されます。
マスクによる肌荒れや乾燥を防ぐためには、日常における対策が重要です。

それは「肌を触り過ぎない」「しっかりと保湿をする」という2つのポイントです。

2-1.健やかな肌を保つためには摩擦を避けることが大切

オールインワンゲル

巷にはたくさんのスキンケア商品が売られていますが、そのすべてを使えば肌は美しくなるのでしょうか?

その答えはNOです。

実は、「肌を美しく保つには触り過ぎないこと」が一番大切です。

つまり化粧水や乳液、クリームや美容液で何度も肌を触ることは肌に摩擦が加わり、かえってシミやシワといった老化現象が起こりやすくなる可能性があるのです。

肌を美しく保つには、なるべく触れず、摩擦を与えないケアが大切です。

そのためには基礎化粧品を使うときに何ステップも工程を踏むケアではなく「オールインワンゲル」といった1ステップで済むスキンケアがおすすめです。

シンプルなオールインワンゲルなら、肌に触れる回数が少なく、摩擦ダメージも軽減されます。

▼実はそのスキンケアが肌に悪影響? 摩擦を引き起こさないためのシンプルケアのすすめ

https://wellmethod.jp/skin-friction/

2-2.健やかな肌を保つためには保湿が重要

セラミド

そして肌には保湿ケアが欠かせません。

スキンケア商品にはさまざまな保湿成分が配合されていますが、なかでもおすすめなのが「セラミド」です。

セラミドは脂質でありながら、水分と結合することができる親水性を持つ保湿成分です。

セラミドの配合された化粧品を使うことで、角質層からの水分の蒸発を防ぎ、潤いに満ちた肌に期待ができます。

オールインワンゲルの基礎化粧品を選ぶ際も、ぜひセラミドが配合された商品をチェックしてみましょう。

またセラミドは、経口摂取するのもおすすめです。

セラミドは「機能性表示食品」としてサプリメントなどで売られていることも多く、摂取することでセラミド産生を促進し、皮膚の水分保持に役立つことがわかっています。

▼医師の私がこれだけは手放せない!乾燥対策に本当に潤う成分とは?

https://wellmethod.jp/measures-against-dryness/

▼医師が高級化粧品より効果を実感するシンプルな美肌ケア3つ

https://wellmethod.jp/simple-care/

3.マスク生活はこれからも続く。正しいスキンケアで肌トラブルを回避しよう

マスクの肌への影響

長期間に及ぶマスク生活。

アンケート結果によると、とくに女性はメイクをすることが少なくなり、マスクと肌の摩擦が起きることから乾燥に悩む人が増えていることがわかりました。

マスクによる肌トラブルを劇的に防ぐ方法というのはないのですが、「肌を触りすぎない」「保湿ケアをしっかりする」といった対策を続けることで、肌の状態は落ち着いていきます。

また今回のアンケートでは「肌のために食生活を意識する」という回答が、男女ともに多く寄せられました。

食生活の改善は肌の質だけでなく、免疫力を高めることにもつながります。

マスクの刺激に負けない健やかな肌を作るためにも、普段からバランスの良い食生活を意識し、肌には摩擦の少ないシンプルケアと保湿ケアを中心に行っていきましょう。

この記事の監修は 医師 桐村里紗先生

【医師/総合監修医】桐村 里紗
医師

桐村 里紗

総合監修医

内科医・認定産業医
tenrai株式会社代表取締役医師
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本抗加齢医学会所属

愛媛大学医学部医学科卒。
皮膚科、糖尿病代謝内分泌科を経て、生活習慣病から在宅医療、分子整合栄養療法やバイオロジカル医療、常在細菌学などを用いた予防医療、女性外来まで幅広く診療経験を積む。
監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。
現在は、執筆、メディア、講演活動などでヘルスケア情報発信やプロダクト監修を行っている。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」には腸内環境評論家として出演。その他「とくダネ!」などメディア出演多数。

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著作・監修一覧

  • ・新刊『腸と森の「土」を育てるーー微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)
  • ・『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)
  • ・「美女のステージ」 (光文社・美人時間ブック)
  • ・「30代からのシンプル・ダイエット」(マガジンハウス)
  • ・「解抗免力」(講談社)
  • ・「冷え性ガールのあたため毎日」(泰文堂)

ほか

廣江 好子

【ライター】

美容・健康ライター。
ダイエッター歴○十年から脱却した、美を愛するアラフォー健康オタク。
趣味は料理と筋トレ。

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