“理想のツヤ肌”をつくるファンデーションの選び方&塗り方ガイド
こんにちは、WELLMETHODライターの廣江です。
皆さまは、ツヤ肌と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?
健康的で明るいといったプラスのイメージではありませんか。
ツヤ肌は女性にとって理想の肌質の一つです。
しかし、40代、50代になるとメイクのノリが悪くなり、ツヤ肌とは程遠い見栄えになってしまうことが少なくありません。
筆者も鏡の前でため息をつく回数が増えたような気がします。
「20代のころは何もケアしなくても平気だったのに……」
そんな心の声が聞こえます。
確かに、あの頃は良かった。でも、年齢を重ねた今だからこそ出せる“大人の色気”もあるのでは? とも、思うのです。
ツヤ肌は、女性なら誰しもが憧れる肌質。
そして、“色気”にもつながります。
今回の記事では、ツヤ肌をつくるファンデーションの使い方のコツをお伝えしていきます。
アイテムの選び方や塗り方によって見え方が全く変わってくるので、それもまた女性に生まれた楽しみの一つ。
ぜひ参考にしていただきながら、ツヤ肌メイクを楽しみましょう。
目次
1.ツヤ肌とはどんな肌?
ツヤ肌とは健康的で自然な輝きを放つ肌のことです。
ラメなどで不自然にキラキラさせた肌のことではありません。
ですから、ツヤといっても表面的な輝きではなく、内側からあふれでるような輝きであることが大事なポイントになります。
メイクをしていても透明感があり、ナチュラルな仕上がりであることが欠かせません。
間違ったツヤ肌メイクをして、鼻や口元、額など部分的に光らせてしまうと、テカリに見えてしまいます。
テカリが目立つ部分はあえてマットな仕上がりになっているのもツヤ肌メイクの特徴です。
2.肌の見た目を決めるファンデーションの種類
ツヤ肌メイクの基本は、ファンデーションの選び方と使い方です。
一般的に使用されるファンデーションにはどのような種類があるのでしょうか。この段落では、メイクに使われるファンデーションの種類と特徴について解説します。
2-1.リキッドファンデーション
リキッドファンデーションとは、水分比率が多い液状のファンデーションのことです。
水分がおよそ7割を占め、油分も2割程度含んでいます。パウダーだけの場合と比べて、保湿力やカバー力に優れているので、肌に自然な潤いを与えられるのが特徴です。
2-2.パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは、名前の通り粉状のファンデーションです。
コンパクトに収納されていることが多く、持ち運びがしやすいので、外出先でのメイク直しにもよく使われます。
しかし、仕上げを目的としたフェイスパウダーよりも油分が多く、基本はベースメイク用です。
また、パウダーファンデーションの場合、水あり・水なしの2タイプがあります。
水ありタイプは、スポンジに水分を含ませて使用するもので、ファンデーションがより肌に密着しやすくなります。
肌馴染みが良く、長時間フィットするという特徴があるため、特に化粧崩れが起きやすい夏場におすすめです。
一方、水なしタイプは、ふんわりとした仕上がりになります。ナチュラルで優しい印象を演出したい時は、こちらのタイプが良いでしょう。
2-3.クッションファンデーション
クッションファンデーションとは、リキッドファンデーションを染み込ませたスポンジをコンパクトに収めたファンデーションのことです。
パウダーファンデーションの持ち運びやすさと、リキッドファンデーションの保湿力、カバー力を兼ね備えた、いいとこどりのファンデーションとして注目されています。一般的にリキッドファンデーションよりも水分が多いため、乾燥肌に向いています。
2-4.クリームファンデーション
クリームファンデーションは、リキッドファンデーションよりも油分が多い、こってりとした付け心地のファンデーションです。
保湿力とカバー力に優れており、乾燥しやすい季節でも肌から水分が蒸発するのをしっかり防げます。冬場に重宝するアイテムです。
3.ツヤ肌メイクの必須アイテム
ツヤ肌メイクの基本はファンデーションですが、よりきれいに仕上げるためには、ファンデーション以外にも欠かせないアイテムがあります。
この段落では、ツヤ肌メイクに欠かせないファンデーション以外のアイテムを紹介します。
3-1.化粧下地
化粧下地とは、ファンデーションを使用する前に肌に塗る化粧品のことです。
シミやクマ、毛穴などを隠したり、外部刺激から肌を守ったりするのに役立ちます。
形状はリキッドタイプ、粉タイプ、クリームタイプ、ジェルタイプなどいろいろなものがあるので、肌質や好みに合うものを選ぶと良いでしょう。
化粧下地を塗ると肌表面の凹凸が埋まるため、メイクのノリや伸びが良くなり、光の乱反射も防げます。部分的なテカリを防げるので、全体を自然な輝きに仕上げるツヤ肌メイクにかかせません。
また化粧下地は、塗り方一つで化粧のもち具合が変わります。下地の段階できちんとムラなく整えておくと、ファンデーションのノリも良くなります。
ポイントとしては、
1.直径約8mm(パール粒大)を手に取り、両頬、小鼻、額、顎の5点に。
2.この時、油分の出やすい小鼻や額は、両頬と額よりも少し少なめの量を乗せてください。油分が多い箇所で下地を多めにとってしまうと、化粧崩れが起きやすくなります。
3.化粧下地は指の腹にとって、中心から外側に向かって伸ばしてください。
(特に崩れやすい小鼻は、上から下に向かってムラなく伸ばしましょう)
4.これらの下地を伸ばした後、指に残った下地をまぶたや目の際に塗りましょう。
この時、量は少なめに軽く抑える程度にしましょう。
5.すべて塗り終わった後、最後にスポンジを使い、ポンポンと軽く押さえながら全体を馴染ませましょう。このステップがあることで、ムラや油分の浮きを抑えられます。
6.最後に、スポンジの角を使いながら、小鼻など細かい箇所を馴染ませていきましょう。
シミやくすみが気になる方は、パール感のある下地を使用することで、明るい印象になります。この時、ほんのり煌めく大人女性の肌を演出するために、粒子は超微粒子タイプを選ぶのがおすすめ。
また、毛穴が気になる方の場合は、肌を少しマット目に仕上げるのがポイント。ツヤ感のある下地を選ぶと逆に肌の凹凸が目立ってしまうため、皮脂テカリを抑えるタイプのものを選びましょう。
3-2.コンシーラー
コンシーラーとは、部分的に目立つシミやクマ、ニキビ跡などの上に塗って目立ちにくくする化粧品のことです。
ファンデーションと同じような役割を持った化粧品ですが、部分的に用いるという点が大きく異なります。
トラブル部分をきれいに隠すことに特化したベースメイク化粧品です。化粧下地の後、ファンデーションを塗る前に使います。
▼シミやクマなどにお困りの方はこちらも必見![コンシーラーの使い方]
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4.ツヤ肌に仕上げるファンデーションの色選び
ツヤ肌メイクでは、通常とは異なるファンデーションの色選びが必要です。
通常の色選びでは、フェイスラインの色が色選びの基準になります。
首と顔がつながって見えるように色を選ぶことで、自然な仕上がりになるからです。
しかし、ツヤ肌メイクでは、あえて通常よりもワントーン明るい色を選ぶことが大事なポイントになります。ツヤ肌とは、単にツヤがあるだけでなく、明るく健康的に見えることが必要だからです。
ただし、ファンデーションを明るくすることで、不自然になってしまう部分も出てきます。
その点は、メイクのテクニックでカバーしなければなりません。例えば、明るい色は顔の中心部分にだけ使って、フェイスラインは1~2段階暗めのファンデーションを使うようにしたり、部分的にコンシーラーを用いたりすることで立体感を持たせるといった具合です。
複数のファンデーションを組み合わせて使うと自然な仕上がりになります。
5.肌質別ファンデーションの選び方
ツヤ肌に仕上げるためには、肌質に合うファンデーションを選んで使うことが欠かせません。
では、どのようなポイントに注意して選べばよいのでしょうか。この段落では肌質別に、適したファンデーションを紹介します。
5-1.乾燥肌
乾燥肌の方がツヤ肌メイクをするうえでとても大事なポイントになるのが、いかにして潤いを感じさせるかという点です。
直接乾燥した肌の上にパウダーを乗せたのでは、粉っぽさが目立ってしまいます。
ジェルやクリームなど、保湿力・カバー力の強い化粧下地を使ったうえで、水分、油分を補えるリキッドタイプ、もしくはクリームタイプのファンデーションを使うのがおすすめです。
5-2.オイリー肌
オイリー肌の方がツヤ肌に仕上げるためには、軽さが重要なポイントになります。
化粧下地で毛穴を目立たなくしたうえで、薄く伸ばしやすいリキッドファンデーションか、水ありパウダーファンデーションを使用するとよいでしょう。
仕上げのパウダーはブラシを使って薄く伸ばすようにすると、スポンジで塗った時よりも見た目が軽くなります。
ちなみに筆者はこのタイプで、20代のころはパウダーファンデーション派でしたが、年齢を重ねてきた今は油分もだいぶ少なくなってきているため、薄く伸ばしやすいテクスチャのリキッドファンデーションに落ち着いています。
6.ファンデーションの種類別ツヤ肌メイクの方法
この段落では、ツヤ肌に仕上がるファンデーションの塗り方について解説します。
ファンデーションの種類によって塗り方が異なるので、それぞれのポイントを押さえていきましょう。
6-1.リキッドファンデーションの塗り方
リキッドファンデーションは、適量を一旦手の甲に取り、指を使って少量ずつ頬、鼻、額、あごに乗せましょう。
スポンジで顔の内側から外側に向かって広げていきます。
その際スライドさせずに、軽くたたくようにしてなじませるのがコツです。目の周りや、小鼻の際などは塗りムラができやすいので、スポンジの角を使って丁寧に塗るようにしましょう。
6-2.パウダーファンデーションの塗り方
パウダーファンデーションは、重ね付けすると不自然な粉っぽさが出ます。
少量を全体にまんべんなく伸ばすというのが大事なポイントです。
パフの半分に付く量が顔の半分に使用する目安量になります。
顔全体に薄く伸ばすのがツヤ肌作りのポイントです。ブラシを使うとより薄く広げやすくなります。
6-3.クッションファンデーションの塗り方
クッションファンデーションは、パフ半分に乗る量が顔半分の適量です。
パフはスライドさせずに、軽くタップさせながら広げていくようにします。小鼻や目の周りは、パフが入りにくいので、半分に折って押さえるようにして密着させましょう。
6-4.クリームファンデーションの塗り方
クリームファンデーションはカバー力があるものの、厚塗り感が出やすいので注意が必要です。
できるだけ伸びの良いものを選び、リキッドファンデーションと同様の手順で、少量を薄く伸ばしていくようにしましょう。
7.ツヤ肌作りはファンデーションの選び方と塗り方次第
40代、50代でもツヤ肌をあきらめる必要はありません。
肌質や肌の色に合うファンデーションを選び、正しい塗り方をすれば、だれでも簡単に手に入れられます。
年齢によって目立ちやすくなるシミやクマ、くすみ、毛穴の開きなどは、化粧下地やコンシーラーをうまく組み合わせることでカバーできるものです。
混合肌の場合は、部位ごとに使うファンデーションの種類を変えることでテカリや粉吹きを防げます。
ポイントを押さえて、理想のツヤ肌を目指しましょう。