アスリート管理栄養士の私がウルトラマラソンを走る3つの理由
こんにちは、WELLMETHODプランナーで管理栄養士の小原です。
私の趣味は走ることで、月間200㎞を目安に走っています。
instagramでは、「小原P」として日々のラン記録や、愛犬・チャシローとの日々を報告しています。
定期的に走り始めて、今年で6年目となり、フルマラソンやウルトラマラソンを中心に、いろんなところで開催される大会に出ています。本記事のサムネイル写真は、2017年の10月に四万十川ウルトラマラソンで100㎞を完走した時の私です。この時は13時間かかりました。
ウルトラマラソンと言うのは、フルマラソン(42.195㎞)を超える距離を走るマラソンのことです。
私は短い距離からウルトラマラソン(5㎞程度~100㎞)までいろんな大会に出たことがありますが、一番好きなのは60~70㎞程度のウルトラマラソンです。
今回は、ウルトラマラソンに挑戦したことがない方やウルトラマラソンとは何ぞやと思っている方に、小原P的・楽しみ方をお伝えしたいと思います。
1.速く走らなくても良い
月200㎞くらい走るようになると、走力はついているので、走り始めの頃に比べると、はるかに速く走れるようにもなります。
が、その分当然キツイ。。。走力がついたとて、速く、そして長く走ろうと思うと、当然キツイのです。
ハーフマラソンなんて全力で2時間近く走っているようなものだと思っているので、私にとっては地獄のようです。(注:個人の感想です)
あれだけゼーハーしながら、果敢にタイムに挑むなんて根性は私にはありません。
走るのは好きだけど、キツイのは嫌いなのです。と言うと、普段運動をされない方は、「走るのが好きなのにキツイのは嫌いとか意味がわからない」などと思うかもしれませんね。
走るのが趣味な人間にもいろいろおり、私が大事にしているのは、「また走りたい」と思えることです。
私は、速く走れたとしても「また走りたい」とは思わないのです。むしろ、「あー、ゼーハー、キツイわー。しばらくは走りたくないわー」と思います。
もちろん「100㎞・サブ10が目標」と言った速いランナーもいらっしゃいます。
でも一度ウルトラマラソンに参加してみるとわかるのですが、速く走ることが目標の人は、フルやハーフよりも少ないようで、みなさん、ラン中に写真を撮ってみたり、コスプレしてみたり・・・と、ご自身のペース&楽しみ方で走っていらっしゃるのです。
それに、ずっと走り続けると思われている人もいると思うのですが、全くそんなことはありません。
横断歩道があるコースでは、赤信号で止まりますし、坂道は傾斜によっては歩きます。無理して走って上ると、疲労が早く、最後まで走れなくなってしまうことがあるため、自己管理が大切です。
私自身も、マラソン大会に出始めた頃は、制限時間内に走るとかサブ4とか、割とタイムが目標になりがちでしたが、そのうち楽しみ方がいろいろあることに気付き、今は、走ることが嫌にならない、むしろ趣味として楽しめ続けることを目標としています。
2.コースが魅力的
ウルトラマラソンの大会に出て、「また走りたい」と思えるゴールを迎えるには、走りたいコースかどうかも大事だと考えています。
私の場合は、周回コースの大会はほぼ選びません。余談ですが、コロナ禍の今は、ボランティアの数が少なく、コントロールしやすいことから周回コースの大会は開催にこぎつけられています。なので、この2年はほとんど大会に出られないのが残念なところです。
ウルトラマラソンのコースをワンウェイで確保しようとすると、どうしても街中だけでは収まらないことや、都市型マラソンでない限り、長時間交通整理をするといったことはできないので、街中から外れた自然豊かな観光地などがコースに組み込まれます(世界遺産シリーズのウルトラマラソンもあります!)。
そのため、ついつい立ち止まって撮影したくなるような景色に出会えたり、普段の生活で足を運ばないようなところにも行くことができるのです。大会に出ているというよりは、走って観光をしている感覚です。
ウルトラマラソンはスタート時間が早朝で、朝5時スタートなどは当たり前。100㎞以上のウルトラマラソンになると、もう夜中にはスタートに備えて起床しているようなものなので、走っている途中に眠くなったりもするのですが、早朝スタートで標高が高いコースだった時には、雲海を見ることができました。
2017年9月白山白川郷ウルトラマラソン70㎞に出場した時の雲海
まさか雲海が見られると思っていなかったですし、情景が美しくて感動しました。偶然の産物なので、こういうことがいつもあるわけではないですが、それでもどこの大会を走っても、感動する風景に出会います。そのたびに、「あぁ走りに来て良かった」と思うのです。
一人でロング走をするためには集中力や走り続ける理由、目的がないと難しいですが、大会が開催されていれば、知り合いではなくとも、参加者の皆さまが同じゴールを目指していますし、エイドもあれば、簡易トイレもあります。なので、私は大会に出るぞ!と言うよりは、旅ランの手段として大会を楽しんで走っています。
2017年10月四万十川ウルトラマラソン100㎞に出場した時の写真 名物コース沈下橋
3.エイドが多様で嬉しい
そして何と言ってもエイドが魅力的なのがウルトラマラソンです。
2017年5月みちくさウルトラマラソン横須賀三浦63㎞ TKGエイド
地元の特産品などがエイドに並ぶので、観光している感が増します。食いしん坊的には、エイドの内容で大会を決めると言っても過言ではありません。出走前にエイドを確認して、第○エイドのカレーを食べようとか、アイスは絶対食べたいとか思うわけですが、バテテくると楽しみなはずのエイド地点で食べ物が喉を通らず、ゼリーやドリンクでカロリーを補給するという個人的には残念な展開になります。
やはりウルトラマラソンを走り切るには、最後までエイドで固形物を補給できることは大事なポイントになります。そのために(?)、大会前には練習としてロング走をして、補給しながら走れるように練習してみたり、山道を走っても耐えられるようにアップダウンのあるコースを走ってみたりします。こうして、自然と普段のジョギングの中で、「また走りたい」と思えるように準備をしているわけですね。
2017年9月白山白川郷ウルトラマラソンでの牛乳エイド
また、エイドでボランティアの方に、「○○食べる?」とか「次のエイドまで○㎞ですよ」などと声を掛けてもらったり、見知らぬランナー同士で話をしたり、こういったことは、大会ならではの機会だと思います。
中には私設エイドという、大会側が用意したエイドの他に個人的にエイドを設営している方もいるのです!(交通事情等により、私設エイドを禁止している大会もあります)
私が今までエイドで出てきて驚いたのは、いわて銀河100㎞チャレンジマラソンの50㎞に出場した時の、「ビスケットの天ぷら」です!写真が残ってなくてお見せできないのですが、ビスケットに米粉をつけて揚げたご当地おやつです!こういうご当地ものはなかなか食べる機会がないので、嬉しいです。
4.ゴールの後は
ウルトラマラソンのゴール後は、温泉などの大浴場で疲れを癒し、その土地の名物を楽しみながらお酒を飲み、寝る前には紫外線をたっぷり浴びた肌を、オールインワンゲル&ご褒美美容液マスクでしっかり癒します。
細かいことを言いますと、ラン中、何度も日焼け止めを塗りなおしたり、汗をかいた肌はシャツやスポーツブラとの摩擦で擦れ、着替える時に筋疲労で足だけでなく、お腹までつったり・・・。ケアすることはたくさんあるのですが、走り終わるとなんともいえない満足感があります。
このように、ウルトラマラソンは、フルマラソン以上の距離をただただ走る辛い競技ではなく、楽しめるポイントがたくさんあるのです。
普段運動をされない方にとっては、走ることが趣味だなんて!!と思われるかもしれません。でも、そんなたいそうなことではなく、あくまで趣味なので、自分が満足できるところで続ければ良いと思っています。
速く走れなくて良いし、、自分に課題を課す必要もないのです。ただ日々楽しいと思って過ごせる程度で良いと思っています。
もちろん速く走りたいと思っても良いですし、そのための練習をするのも、目標になって良いですよね。
私自身が、私なりの楽しみ方をして、そしてそれで健康になれるなんて、なんだかラッキーくらいの感覚です。
5.終わりに
これまでの完走したウルトラマラソンの完走証
6年前、走り始めた頃は、まさかウルトラマラソンにまで出るようになるとは思わず、2017年に四万十川ウルトラマランの100㎞に出た時も、話のネタになるから1回走っとこうというくらいの気持ちだったのですが、わからないものですね。
コロナ禍の今、参加できる大会も限られてきてはいますが、安全に開催される大会があれば積極的に参加して、また報告したいと思います!
みなさんも興味のあることがあれば、まずは始めてみてはいかがでしょうか。生涯続く趣味になるかもしれませんよ。
小原 亜希子
【WELLMETHOD商品プランナー】
スポーツ栄養学に精通し、大学院修了後は管理栄養士として、スポーツ選手や学生向けの栄養指導などに従事。
その後、サプリメント開発を経て、2020年6月よりWELLMETHODチームへ商品プランナーとして加入。
心地良く生活することを大事にし、保護犬である愛犬チャシローと1人&1匹の暮らしを送っている。
趣味はジョギングと旅行。
毎日のラン記録とチャシローとの日々は、instagramで公開中。
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